こんにちは。シーナと申します。
今回は、糖質制限をしているとある40代男性の健康診断結果の実例紹介です。
果たして、ぽっちゃり気味(自己認識)だった40代男性が糖質制限を開始して、3年が経つと健康診断の数値は具体的にどのように変化するのか。
糖質制限が健康診断の結果にどれくらい効果があるのか。
当記事を読んでいただければ、それらの疑問が解消していると思います。
これから糖質制限を始めようか考えているあなたや現在まさに取り組んでいて継続するかどうか迷っているあなたの参考になれば幸いです。
- はじめに:健康診断の判定基準ととある40代男性について
- 【3年目】糖質制限ダイエットで健康診断の数値はこう変わる【40代男性の場合】
- 糖質制限による健康診断結果の数値の推移【どんな感じに変わるのか】
- これから糖質制限ダイエットを始めようと考えているあなたに
- 正しい糖質制限ダイエットをしたいあなたにおすすめ
- 終わりに
- 関連記事です。
はじめに:健康診断の判定基準ととある40代男性について
健康診断の結果は、「A」から「FF」まで9段階で定義されています。
「C」評価までが、ぎりぎり合格(健康)でしょうか。
「E」評価以降は避けたいところですね。
さて、とある40代男性は、糖質制限を2017年4月に開始(当時82.0kg)して、2019年で3年目になりました。
1年目がスーパー糖質制限(1日当り糖質60g)で体重を落とすフェーズ。
この時にどのような食事をしていたかは、以下の記事で紹介しています。
私はこれで20kg痩せました。
2年目からスタンダード糖質制限(1日当り糖質100g前後)で体重を維持するフェーズ。
3年目の今年は、糖質制限は継続しつつも、糖質制限を止めるために徐々に糖質量を増やしているフェーズです。
いかに大きなリバウンドなしで糖質制限を止められるかが私の現在のテーマです。
2019年12月で体重は約63.0kgになりました。
私のとある40代男性の理想は、体重65kg前後で50代以降も過ごすことです。
糖質制限開始から現在までの体重推移は以下のような感じとなっています。
2019年2月頃から体重が増えています。
後述しますが、これは意図したものです。
以降で紹介する健康診断の結果は、このような状態でのものとなります。
【3年目】糖質制限ダイエットで健康診断の数値はこう変わる【40代男性の場合】
まずは、糖質制限開始前のとある40代男性の健康診断結果です。
診断・所見名(やコメント)には、そうそうたる文字列が並んでいますね。
肥り気味(太り気味ではないのですね)、
肝障害疑い、
脂肪肝、
脂質異常症、
血清総蛋白高値、
そしてメタボリックシンドローム予備群。
この当時は、まだ自覚症状も特になく、ちょっとぽっちゃりだし仕方ないねと思い、この結果にもそれほど危機感を持っていませんでした。
今見ると完全に肥満ですね。
採血の時も血がなかなか出なかったりと、よろしくない状態だったのだと今なら分かります。
その後、逆流性食道炎など自覚症状が出始めてどうしたものかと考えていた2017年4月にたまたま糖質制限を知り、勢いで始めました。
(最初は本当に痩せるのかと疑っていましたけどね。)
そしてスーパー糖質制限を経て、現在はプチ糖質制限中(1日当り糖質150g前後)の3年目の結果が以下になります。
霊圧(コメント)が消えた・・・?
ついにコメントが無くなりました。
結果のランクも「A」と「B」のみと良好です。
自覚症状もきれいになくなり、体調自体は健康そのもの。
採血の時も血がよく出ます(笑)。
(各種の数値の変化はこの後に紹介します。)
ただし、脂質代謝に「中性脂肪低値」という結果が初めて出ました。
ちょっと糖質制限をやり過ぎたということですね。
やはり痩せすぎたというのが、正直なところです。
芸能人やモデルでもない、そして運動も全くしていない一般人の40代男性が175cmで(一番体重が減った時で)58kgというのは、痩せすぎですね。
175cmの男性の標準体重は、約67kgです。
今思えば、夢の50kg代ということで、少し浮かれていたのでしょう。
それに一度減った体重を増やすということに心理的な抵抗感がありました。
(痩せた後の話になりますが、この感情が結構やっかいになってきます。)
とはいえ、1年も経つとさすがに冷静になり、少し痩せすぎだと感じてはいましたから、体重を戻そうと今年2019年の2月頃に意識して1日の糖質量を増やしています。
この頃からプチ糖質制限ぐらい(1日当り糖質150g前後)に移行しています。
この辺については、以下の記事で紹介しています。
2019年12月現在では、1日当りの糖質量は大体220g前後、体重は63kgになっています。
改めて考えると定義上は、すでにプチ糖質制限よりも糖質を多く摂取しています。
自分ではスタンダード糖質制限の延長の気持ちだったのですけどね。
一日当りの糖質量の変化は、カテゴリ「40代の糖質制限」で公開しています。
それと、40代ともなると加齢の影響は避けられませんね。
以下、再掲しますが、
右ドルーゼ(眼底)が初めて出ました。
なによ?
と思ってドキドキしながら調べたところ。
ドルーゼ(ドルーゼン)とは、眼の底に老廃物(ドルーゼン)が貯まることで、主に加齢のため老廃物を適切に処理できなくなってくるため起こるそうです・・・・・・。
40代以降に多く発症するのだとか。
これが進むと最悪失明するそうですが、特にできることはなさそうです。
定期的な検査に、健康的な生活と食生活が必要だそうです。
私見ですが、これは特に糖質制限をしたからという訳ではなく、単純に加齢と思います。
もう40代ですから、20代、30代とは訳が違います。
なお、糖質制限開始1年目、2年目の結果は以下の記事で纏めて紹介しています。
糖質制限による健康診断結果の数値の推移【どんな感じに変わるのか】
以下、糖質制限開始前から現在までの健康診断結果から、主要と思われる項目の数値を表に纏めました。
赤のセル(画像でみていただく人は赤字)は適正値を超えているものです。
※スマホで表が見切れる場合は、横にしてみてください。
※横にしても見切れる場合は、「こちら」をクリックして画像としてみてください。私に技術力が無いばかりにお手数をお掛けします。
いかがでしょうか。
糖質制限を開始する前は、真っ赤でした。
いずれの項目も順調に数値が改善していることが分りますね。
いわゆる悪玉コレステロールである(最近はそう言わないようですけどね)LDLコレステロールも、ぎりぎりではありますが適正値内になりました。
中性脂肪は改善しすぎましたが。
現在は、糖質を摂っていますから来年他の項目も含めてどうなるか要確認です。
さて、3年間の結果ですが、特に1年目の変化が顕著と思います。
肥満状態から体重が約10kg減るとこれだけ改善します。
約10kg体重が減ったのは、スーパー糖質制限開始の約4ヶ月後です。
数字で見ると4ヶ月なんてあっという間と思うのですが、この4ヶ月が一番苦しいのですよね・・・・・・。
体重が落ちない停滞期もやってきます。
これから糖質制限ダイエットを始めようと考えているあなたに
自分の健康に肥満による懸念がある場合、糖質制限ダイエットは一つの選択肢になると思います。
ただ、1点だけ誤解のないようにお伝えしたいと思います。
痩せるには糖質制限しかないとか、絶対にやった方がよいとか、そういうことをお伝えしたいわけではありません。
痩せられるぐらい継続して運動することが、あなたの生活スタイルや体調、状況的に困難で無いのであれば、運動することをおすすめします。
そうでない場合に、初めて選択肢に入るということですね。
本当に初めはつらいですから、誰にでもおすすめ出来る訳ではありません。
この点はご理解いただければと思います。
さて、糖質制限の場合は、普通のダイエットのような運動は必要ありません。
私も一切運動はしませんでした。
糖質を制限する以外は、生活スタイルは何も変わりません。
正しく糖質制限を行えば必ず結果は出ます。
なぜ糖質制限をすると痩せるのかは、以下の記事で紹介しています。
偉そうな言い方になりますが、痩せるだけなら簡単です。
ただ糖質制限を愚直に続ければよいだけだからです。
しかし、結果が出るだけに、今度はやめることが難しくなります。
私のように。
体重を減らす目的で行うスーパー糖質制限は1年以上続けるべきものではありません。
単純にきついですし、身体にもいろいろと悪影響が出るでしょう。
実際に経験してみて、その想いは強くなりました。
繰り返しになりますが、正しい糖質制限ダイエットを行えば、10ヶ月で20kgは体重を落とせます。
結果が出るだけに、なかなか自分自身の成功体験(の習慣)をやめるというのは難しいものです。
やめるとまた元に戻ってしまうのではないか、これまでの苦労が無駄になるのではないか、そんなことをどうしても考えてしまいます。
ある程度、目標とした体重が見えてきたら、どうやって糖質制限を止めるかも考える必要があります。
ただ、これという正解がある訳ではないため、手探りしながら、自分にとって最適な方法を見つけていくしかないのですけれど。
一応は、スーパー糖質制限で目標を達成した後にスタンダード糖質制限に移行して、徐々に糖質量を増やしていくという感じが最適解だと考えています。
私の場合の試行錯誤している結果は当ブログ「40代の糖質制限」カテゴリの記事として公開していきます。
合わせて参考にしてみてください。
なお、何度も言いますが糖質制限ダイエットは決して楽なものではありませんし、思わぬデメリットもあります。
十分下調べをして、あなたが糖質制限ダイエットを実施できる環境(生活スタイル)かどうかを確認したうえで、実施を検討してみてはいかがでしょうか。
以下の記事に糖質制限に向いている人、向いていない人を纏めています。
あなたはどちらでしょうか。
正しい糖質制限ダイエットをしたいあなたにおすすめ
上記のデメリットの記事でも紹介していますが、日本における糖質制限三流派の一人、江部医師の書籍です。
「スーパー」、「スタンダード」といった糖質制限の呼び名を広めた人です。
タイトルは糖尿病とありますが、糖質制限を実践する上での有用な情報に溢れています。
医学的な観点はもちろん、外食での注意点、食事糖質制限食10ヶ条など実践的な情報が分かりやすく説明されています。
Amazonなら「試し読み」で内容を確認出来ますからチェックしてみてください。
私も糖質制限は江部流派に組して開始しました。
なお、本書にも記載されていますが、あなたが以下に該当する場合は医師に相談の上で糖質制限ダイエットの実施可否を検討してください。
- 経口血糖降下剤を内服している人
- インスリン注射をしている人
- 肝硬変の人
- 活動性すい炎の人
- 長鎖脂肪酸代謝異常症の人
終わりに
あなたの参考になれば幸いです。
それでは、また。
関連記事です。
糖質制限では自分の体重を把握することが重要です。
健康には気を遣いたいですね。私も栄養補給は毎日行っています。
サプリメントやプロテイン、コスメ、オーガニックなど自然派志向の商品がお得に購入出来る「iHerb(アイハーブ)」のスマートな始め方です。
タウリン1000mgのサプリメントもおすすめです。
糖質制限の食費への影響について紹介しています。
糖質制限を続けるには自分の主食を見つける必要があります。
ごはんの代わりにどうぞ。
低糖質なパンもあります。
麺もあります。
たまには息抜きも必要です。特にラスクはおすすめです。
飲み物もどうぞ。