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日商簿記試験にネット試験が登場!違いは?申し込みはいつから?

日商簿記試験にネット試験が登場!違いは?申し込みはいつから?

こんにちは。シーナと申します。

2020年12月から日商簿記検定試験の2級と3級にネット試験が追加されることになりました。

今回はネット試験(CBT方式)とこれまでの紙で行う従来の試験方式(商工会議所では統一試験方式という表現でした)との違いを紹介します。

これから簿記試験に挑戦するあなたの参考になれば幸いです。

※2020年11月30日から「通常受付」が開始されています。

記事の内容を加筆修正しています。

日商簿記試験にネット試験が登場!違いは?申し込みはいつから?

2020年9月18日に日本商工会議所と各地商工会議所は、日商簿記検定試験の2級と3級にネット試験を追加することを正式に決定したことを告知しました。

(簿記1級試験はネット試験には対応しません。)

新型コロナウイルス感染拡大防止処置に伴う受験機会の喪失に対応するためとのことです。

実際に2020年6月開催予定だった第155回簿記試験は史上初となる開催中止、2020年11月に開催された第156回も人数制限有の定員制と受験可能な地域を制限するなど影響を受けています。

ネット試験は、2020年12月中を目途に施行開始となっています。

申込受付開始は11月下旬が予定されています。

===2020年11月20日追記ここから===

簿記試験のネット試験!まずは先行受付から開始!

2020年11月に開催された第156回簿記試験を人数制限により受講できなかった人を対象として、先行受付が開始されます。

その他の人向けには「通常受付」が後日公開されます(公開時期は2020年11月20日現在、未発表となっています)。

実際にはエビデンスの提出等は必要では無く自己申告となるようです。

あくまで個人的な感想ですが、何らかの理由で年内に絶対に簿記試験(2級もしくは3級)に合格する必要があるのでなければ、無理に先行受付を狙わなくてもよいのかなと思います。

以下、先行受付の内容となります。

先行受付期間:2020年11月24日(火)11時~2020年11月26日(木)17時まで

受付方法:インターネット受付のみ(日商簿記2級・3級申込専用ページのみ)

受付サイト:日商簿記検定(ネット試験方式) My Page

受付手順は以下の通りです。

1.上記の日商簿記2級・3級申込専用ページにアクセス

2.先行受付期間内に「My Page」の登録

3.メールの案内に従って、予約手続き実施

「My Page」で登録したメールアドレス宛に「kentei@jcci.or.jp」から試験予約開始日時、予約方法等の詳細がメールで案内されるようです。

先行受付期間は、2020年11月24日(火)11時~2020年11月26日(木)17時までです。

どうしても早く受験したい場合は、この期間内に忘れずに登録手続きをしましょう。

===2020年11月20日追記ここまで===

===2020年12月1日追記ここから===

簿記試験のネット試験!通常受付も開始!!

2020年11月30日の11時から「通常受付」が開始されました。

実際の試験は、それぞれ以下の日時からとなります。

  • 簿記2級:2020年12月21日(月)より随時
  • 簿記3級:2020年12月14日(月)より随時

申し込み専用サイトは以下になります。

専用サイト:日商簿記 | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト

このサイトから「新規登録(初めての方)」を選び、マイページアカウントを取得します。

その後、そのままID・パスワードを利用してログインし、受験の申し込みを行います。

これまでの試験とネット試験と違いを下記で纏めています。

===2020年12月1日追記ここまで===

簿記試験のネット試験とは?

IT系の資格試験に多い、CBT(Computer Based Testing)方式になります。

ネット試験という表現ですが、自宅で試験が可能ということではありません。

テストセンターと呼ばれる商工会議所により指定された会場に赴き、パソコンを使って試験を受けるという方式になります。

現行の年3回(6月、11月、2月)の紙による試験(以降は統一試験方式と呼びます)も2021年度以降も継続されます。

今後はネット試験が追加されることにより年3回に限らず、随時試験を何回でも受験できるようになります。

我々はどちらでも好きな方を選択することが出来るようになるということですね。

自分の勉強ペースに合わせて試験にチャレンジできるということです。

2020年度現在の位置付けとしては、ネット試験は統一試験の補完的なもののようです(どちらで合格しても簿記資格保持者であることには違いありません)。

しかし、次年度(2021年6月試験)からは統一試験の試験時間もネット試験と同一になるなど、今後はネット試験が主流になっていきそうな気がします。

それでは統一試験とネット試験の違いはどのようなものなのか次で紹介します

簿記試験のネット試験と従来試験殿違いのまとめ

まずは違いを表に纏めました。

詳しくは後述しますが、2020年11月30日時点の情報となります。

今後詳細が商工会議所から公開される予定です。

※スマホ等では横にスクロールできるはずです

項目 統一試験 ネット試験
試験日 6月、11月、2月 随時(何回でも可)
試験会場 学校など テストセンター
試験時間

2級:120分
3級:120分

2級:90分
3級:60分

出題範囲 出題区分は同じ 出題区分は同じ
出題形式 変更なし 2級:CBT多岐選択式+記述式5問以内
3級:CBT多岐選択式+記述式3問以内
受験料 2級:4,720円
3級:2,850円
2級:4,720円
3級:2,850円
事務手数料 550円 550円
受験方法 紙に手書き パソコンで入力
申込先 各商工会議所 全国統一申込サイト
合格基準 100点中70点以上 100点中70点以上
結果 2,3週間後 その場ですぐ判明

※スマホ等では横にスクロールできるはずです

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簿記ネット試験の試験日について

ネット試験は随時開催され、何回でも受験出来ます。

再受験までの待機期間が設定されるかは未定です。

それぞれ以下から開始されることが発表されました。

簿記2級:2020年12月21日(月)

簿記3級:2020年12月14日(月)

※2020年12月28日(月)~2021年1月4日(月)は、全国のテストセンターが休止となります。

再受験までの待期期間は、試験日の翌日より、次の予約が最短3日後以降で可能になっています。

例えば、12月14日(月)が試験の場合、12月15日(火)にマイページで予約が可能となり、選択できる最短の日程は12月18日(金)以降となります。

試験を欠席した場合でも上記ルールは適用されます。

簿記ネット試験の試験会場について

商工会議所が認定した「テストセンター」で実施されます。

自宅での受験は出来ません。

テストセンターは、全国47都道府県の全てに設置されます。

2020年12月の施行開始時点で76都市112会場となるようです。

詳しくは、以下で公開されています。

参考リンク:テストセンター | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト

毎日試験を実施するテストセンター会場もあるようです。

2020年11月時点で、全国で月間2万名程度の受験を見込んでいるそうです。

簿記ネット試験の試験時間について

試験時間は統一試験の120分から簿記3級は60分、簿記2級は90分へ変更になります。

次年度から(2021年6月の試験から)は統一試験もネット試験と同じ試験時間に変わります。

2020年度の残りの統一試験(2021年2月28日(日)開催)は、現行通り2級120分、3級120分で実施され、出題形式も変わりません。

簿記ネット試験の出題範囲と出題形式について

2021年度からの統一試験方式は、ネット試験方式と同じ試験時間、出題範囲、出題形式で実施されます。

とはいえ、少なくとも2021年度(2021年4月~2022年3月)のネット試験に関しては、これまでの試験範囲に即した出題となることが発表されています。

したがって、これまでの勉強が無駄になるということはありません。

ただし、パソコンによる試験になることと試験時間が短縮されることから、出題形式には若干の変更があるようです。

詳細は後日、日本商工会議所のサイトでサンプル問題の公開が予定されています。

独学で受験を予定している方は確認してみてください。

2020年11月20日時点では、ネット試験に関しては、以下の通り発表されています。

・現在実施されている統一試験方式の問題をそのまま置き換えるものではないこと

・出題区分表に基づく学習内容を幅広く問う新たな日商簿記検定試験問題となること

2020年11月30日時点では、以下の通り発表されています。

簿記2級:CBT多岐選択式+記述式5問以内

簿記3級:CBT多岐選択式+記述式3問以内

簿記ネット試験の受験方法と合格結果について

統一試験は電卓、シャープペンを持ち込み、配布される計算用紙を使いながら、答案用紙に手書きで記入をします。

合格結果は、2,3週間後に発表になります。

ネット試験(CBT方式)の場合、電卓、シャープペンを持ち込み(ペンはテストセンターで借りられるようになるかもしれません)、配布される計算用紙を使いながら、画面の答案にマウスやキーボードで解答をします。

また、試験を受けるには「本人確認証」が必要です。

本人確認証については、以下を参照してください。

参考リンク:[当日] 本人確認証には何を用意すればよいでしょうか。 | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト

合格結果は、その場で即発表され、合格者にはデジタル合格証を即日交付されます。

統一試験では問題用紙、計算用紙は持ち帰ることが出来ましたが、ネット試験では計算用紙は試験終了後に回収されます。

問題用紙もモニターに表示されるだけですから持ち帰りは出来ません。

誤字による間違いは無くなりそうですが、問題用紙に書き込みが出来ないという点は地味に影響が大きそうです。

どちらも一長一短がありそうですね。

なお、簿記初級試験はネット試験となっており、商工会議所のサイトに体験版が公開されています。

(簿記2級と3級の体験版も今後公開されるのかなと思います。)

下記のリンクからダウンロードすることが可能です。

www.kentei.ne.jp

どのような感じかすぐに試してみたいあなたは検討してみてはどうでしょうか。

なお、スマホ版は無く、パソコン(Windows版のみ)が必要になります。

簿記ネット試験の申し込みについて

「通常受付」向けの申し込み用のサイトはまだ公開されていません。

2020年11月30日の11時から「通常受付」が開始されました。

実際の試験は、それぞれ以下の日時からとなります。

  • 簿記2級:2020年12月21日(月)より随時
  • 簿記3級:2020年12月14日(月)より随時

申し込み専用サイトは以下になります。

専用サイト:日商簿記 | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト

このサイトから「新規登録(初めての方)」を選び、マイページアカウントを取得します。

その後、そのままID・パスワードを利用してログインし、受験の申し込みを行います。

今後に向けて

2021年2月の試験に向けて勉強しているあなたは、情報が少ないネット試験にチャレンジするよりもそのまま現行の統一試験(紙による試験)での受験を目指した方がよいと思います。

もしも定員制により受験できないような場合は、改めてネット試験を検討すればよいのかなと思います。

2021年度以降は、紙かパソコンかの違いだけになりますから、どちらでもあなたのやりやすい方を選べばよいと思います。

日商簿記3級は独学で取得できるのか?

もしもあなたが独学にするか、通信講座を利用するか迷っている場合は、以下の記事を見てみてください。

勉強方法や試験範囲の改定など役立つ情報も一緒に紹介しています。

www.inside-shiina.com

日商簿記2級は独学よりも通信講座の利用を検討したい

正直、私は日商簿記2級に関しては、独学は厳しいと感じています。

日商簿記3級とは難易度、ボリューム共に桁違いです。

私のような(株式投資に利用したいという)特殊な例を除いて、通常日商簿記2級を取得する理由は仕事に活かすためと思います。

特に実際に仕事のために資格を取得しようと考えている場合、現場では資格を持っていることよりも基本的な部分、考え方を理解している方が重要視されます。

どうしても独学は理解が不十分なまま抜けが出たりしてしまいますから通信講座を利用して基礎を固めるのが一番効率的と思います。

私シーナの圧倒的なおすすめは、ネットスクール  です。

ここが一番コスパがよいです。

私もここを選んでいます。

WEB での学習が基本ですからスマホ学習でスキマ時間を活用出来ます。

もちろん再生速度変更で時間短縮も可能。

音声のみにすることも出来ます。

ちょっとした利便性が、継続できるかどうかを(合格するかしないか)を別けたりするのですよね。

それに日商簿記2級の標準コース(税込40,200円)を申し込むと無料で3級の基本講義も受講することが出来ます。

3級を独学で勉強した人も再度基礎を固めることが出来ます。

教材のクオリティは間違いありませんし、一番重要な講師もネットスクール  の代表者である桑原氏が担当しています。

雇われ講師にはない圧倒的な熱量で優しく丁寧に教えてくれますよ。

通信講座での講師の当り外れが気になるあなたは、一度覗いて見てはいかがでしょうか。

ネット試験向けの講座も(2級、3級共に)開始されていますよ。

おすすめです。

 

 

ちなみにネットスクールの日商簿記2級標準コースは、一般教育訓練給付金制度の対象コースとなっています。

一般教育訓練給付金制度とは、簡単に言うと仕事をしている人が所定の手続きをして要件を満たせば、受講料の20%(今回で言えば約8,000円)が国からキャッシュバックされる制度です。

詳しくはネットスクール  のサイトに説明があります。

ただ正直なかなか大変な条件です。

実際に利用出来る人(利用しようと思える人)は限られると思いますが、こういう制度もあるということで参考にしてみてください。

終わりに

あなたの参考になれば幸いです。

 

それでは、また。

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