インサイド シーナ

日々の備忘録(40代男性の場合)

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顔の紫外線対策!普通のマスクで紫外線は防げるのか?UVカット効果はこれくらい!

普通 マスク 紫外線防止 UVカット

こんにちは。シーナと申します。

あなたは顔の紫外線対策を何かして来ましたか?

私は40代の今まで紫外線対策に無頓着で日焼け止めとも無縁の人生を歩んで来ました。

少なくない数の男性は、私と同様なのではないでしょうか。

しかし、私も40代となり、ふとした瞬間に自分の顔に出来ていたシミを見つけて。

これはいかんとまずは日焼け止めについて調べました。

(実際にはすぐに調べたわけではなく、最初は気にしないようにしたのですが、やっぱり気になるため調べました。)

その結果は、以下に纏めています。

www.inside-shiina.com

この時にふと、マスクをしていれば、紫外線を防げるのではないかと思いました。

完全に遮断することは無理だとしても、ある程度は効果があるのではないかと。

忙しい朝や外出中に日焼け止めを2時間毎に塗り直すよりは手間が無いだろうと思ったのです。

そこでちょっと調べたところ、(風邪・花粉・ほこり対策等の)いわゆる普通のマスクは、紫外線対策としては、ほとんど意味が無い・効果が無いため、UVカット効果を謳っている(UVカット率、紫外線遮蔽率90%以上の)マスクがおすすめという記事が多く見つかりました。

なるほど。

多分そうなのだろうとは思いました。

ただ、具体的に普通のマスクのUVカット率・紫外線遮蔽率が示されているサイトをなかなか見つけることが出来ませんでした。

"ほとんど"とは具体的にどれくらいなのか。

ほとんどと聞くと、10%未満、多くても20%ぐらいだと思いますよね。

でも実は60%ぐらいはあるけれど、それでは日焼け対策のプロ?的には満足できないために、そう表現しているだけなのかもしれません。

私は、その点を確認してからでないと、UVカット効果を謳っているマスクをすっきりした気持ちで購入する気になれませんでした。

そこそこのお値段がしますからね。

ということで、普通のマスクのUVカット率・紫外線遮蔽率について調べる過程で分かった指標(UVカット率・紫外線遮蔽率等)の真実も含めて、簡単に纏めて紹介します。

紫外線対策で選ぶべき、おすすめのマスクもパターン別に3つ紹介しています。

あなたの参考になれば幸いです。

はじめに

紹介する数値は一例です。

全てのメーカーの全ての商品が同じ数値ということはありえません。

あくまで参考値として見てください。

紫外線防止効果、普通のマスクのUVカット率は!

結論からお伝えします。

普通のマスクの紫外線遮蔽率(UVカット率)は、以下の通りです。

  • 3層式の白いマスク:79.1%
  • 4層式の白いマスク:88.8%

はい。

いかがでしょうか。

正直、十分じゃない?と思いませんか。

(UVカットを謳っているマスクの場合は、90%以上のものがおすすめと紹介されていました。)

自分はそこまでガチでもないし?

約80%ぐらいあるなら普通のマスクでよいなと。

でも。安心(?)してください。

あなたが紫外線防止を主目的としてマスクを選ぶ場合。

大切なものは、紫外線遮蔽率ではなくUPFという指標でした。

UPF の観点から普通のマスクを確認すると、普通のマスクは"ほとんど"意味がありません。

皮膚科の医師(一人だけですけどね)にも念のため確認しました。

それでは重要なUPF(Ultraviolet Protection Factor)について、普通のマスクのUPFはどれくらいなのかを先に紹介します。

UPFの具体的な意味・見かたは後述します。

普通のマスクのUPF(紫外線防護係数)!!

普通のマスクのUPF(紫外線防護係数)は、以下の通りです。

  • 3層式の白いマスク:UPF5
  • 4層式の白いマスク:UPF5

この数値には紫外線防止効果は全く期待出来ないと思ってください。

最低でもUPF30以上は欲しいです。

紫外線防止効果を謳っているマスクを購入する際は、紫外線遮蔽率だけではなく、UPFをしっかりと明記しているもの(最高値の50+が望ましい)を選びましょう。

紫外線遮蔽率とUPFは似たようなものですが、目的が異なる指標です。

それと念のためですが、紫外線対策用と風邪・花粉・ほこり対策用との間に因果関係は一切ありません。

目的が異なる商品となりますから、風邪・花粉・ほこり対策用として十分(高密度で微粒子を99%カットとか)な品質であっても紫外線対策用として十分ということにはなりません。

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補足1:3層式マスクとは?

3層式のマスクというのは、以下のようなものです。

3層式マスクとは

※写真はイメージです。

3層式マスクの構造

※写真はイメージです。

特別なものではなく、1箱(65枚入りとか)でいくらみたいな感じでドラッグストアの入り口近辺に置いてある普通のマスクです。

初めて普通のマスクの説明を確認しました。

しっかりした商品だったのですね。

ずっと愛用しています。

補足2:普通のマスクの紫外線遮蔽率・UPFの検査結果について

先ほど紹介した普通のマスクの紫外線遮蔽率とUPFの検査結果は、マスク製造を行っているワークアップ株式会社が、一般財団法人カケンテストセンターに依頼して自社製品を検査したときのものです。

こういう具体的な数値を示してくれると助かりますね。

自社製品に絶対の自信が無いと出来ないことです。

検査方法や色や素材レベルの紫外線遮蔽率等からさんざん調べて諦めかけた時に普通に商品紹介に検査結果が公開されていました。

以下の紫外線防止用のUVカットマスク商品です。

Amazonの方に情報が公開されています。

黒いマスクは、普通の会社員である私が仕事に行くときに着けるには(心理的な)ハードルが高く、商品選択から除外していたため、この情報にたどり着くのにすごく遠回りをしました。

(そのおかげでいろいろ知ることは出来ましたが。)

黒いマスクをサラリと着こなせる?あなたは選んでよい商品と思います。

理由も含めて後述しますが、UPFを明記している商品は意外と少ない(2019年10月現在)です。

そのなかで見た目が普通のマスクとなるとさらに少なくなります。

なお、一般財団法人カケンテストセンターは、繊維製品の検査ではお馴染みみたいです。

他社の普通のマスクの品質検査でも名前がよく出ています。

www.kaken.or.jp

紫外線遮蔽率(UVカット率)とUPFとは!

どちらも紫外線防止効果を示す指標です。

肌に塗る日焼け止め製品に記載されている「SPF」、「PA」の繊維製品版です(衣服とかですね)。

「SPF」と「PA」については、以下の記事で詳しく紹介しています。

www.inside-shiina.com

紫外線遮蔽率とUPFについて、ざっくり纏めると以下の違いがあります。

日本独自規格!紫外線遮蔽率とは

紫外線遮蔽率とは

紫外線遮蔽率(しがいせんしゃへいりつ)は、生地自体の紫外線の遮蔽率(どれだけ紫外線をさえぎるか)を%で示します。

日本の独自規格ということもあり、日本では紫外線遮蔽率(UVカット率)が主流です。

ただ、メーカー独自にさまざまな方法で評価されていました。

つまり、同じ90%でも効果が同じとは限らなかったということですね。

(一応、アパレル対策協議会が制定した通称「アパ対協法」はあります。)

そこで消費者ニーズを考慮して、JIS規格として制定されたのが、なんと幻の(というほどでもありませんね)平成31年(2019年)1月です。

はい。つい最近です。

そして最大のポイントがあります。

この紫外線遮蔽率は、実はUVカットを謳っている商品と普通の商品との違いがほとんどないのです(マスクは前述の通り)。

この検査結果はいくつか公開されています。

一番分かり易かったのは、北海道立消費生活センターが下記のPDFで公開しているTシャツの調査結果です。

参考になる「数値」表示 - 北海道立消費生活センター

こちらを見ていただければ分かりますが、紫外線遮蔽率はUVカットを謳っていない普通のTシャツでも90%以上あります。

UVカット商品との間には、数%の差しかないことになります。

逆にUPFははっきりとした差があることが分ります。

北海道立消費生活センターもUPFを基準に商品を選択することを推奨しています。

なお、色による違いはやはりあって、白より黒が紫外線を防止する効果が強いことが分ります。

紫外線を気にする場合は、色の濃い服を選んだ方がよいですよ。

同じ理由で紫外線対策用のマスクには黒や色付きのものが多いのですね。

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世界基準!UPF(紫外線防護係数)とは

UPF(紫外線防護係数)とは

UPF(紫外線防護係数)は、人体(皮膚)への影響を結構複雑な計算式で算出し、数値で格付けしています。

考え方自体は単純で生地(布)で皮膚を覆った場合に肌が受ける紫外線の強さ(線量)と覆わない時に受ける線量の比です。

そのUPFは、オーストラリアとニュージーランドで平成8年(1996年)に定められた(規格:AZ/NZS4399:1996)紫外線カット(UV カット)の評価基準です。

両国は、紫外線を吸収するオゾン層が薄く、1年を通して強く影響を受けやすい(皮膚がんの発生率がオーストラリアは世界一なのだとか)地理的な関係から世界で最も紫外線対策への歴史があり、1980年代から国レベルで取り組んでいます。

世界標準になっており、前述のJIS規格にも取り入れられています。

なお、AZ/NZS4399は、2017年に改定されています。

現在は、15、30、50、50+の4段階で格付けされています。

UPF30の場合、素肌に比べて30倍日焼けしづらくなるということです。

14以下はUPFの対象外となります。

格付けの見かたとしては以下の通りです。

  • UPF15(15から29):Minimum
  • UPF30(30から49):Good
  • UPF50(50から54):Excellent
  • UPF50+(50以上):Excellent

日焼け止めの商品でよく見かける「SPF」、「PA」とは異なり、肌への負担も気にする必要はありませんから単純に数値が高いものを選べば大丈夫です。

ちなみに以前の1996年版は以下の通りでした。

  • 15から24:Good protection
  • 25から39:Very Good protection
  • 40から50+:Excellent protection

以前は15から5づつ増え、55以上はUPF50+と表記されていました。

例えば、Good protection 評価には、UPF15とUPF20がありましたが、現在では Minimum 評価になっています。

技術の進歩と共に、基準もより厳しくなったということですね。

 

さて、いかがでしょうか。

我々が紫外線遮蔽率とUPFのどちらを重視すべきか、結論は出ましたね。

普通の製品と大して違わない生地自体の紫外線遮蔽率よりも。

皮膚(肌)への影響度を考えていること、

普通の製品と違いがはっきりと出ることから、

UPFであることは明らかです。

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顔向けの紫外線対策 マスクのおすすめ商品の条件は!

顔 紫外線 対策 マスク おすすめ 条件

さて、それでは実際に紫外線対策としておすすめの商品の選び方です。

まず必須の条件は、UPF50もしくはUPF50+であることです。

このことを明記している商品を選びましょう。

意外と少ないことに気づくはずです。

後は、あなたのTPOに合った見た目(色含む)価格です。

それってもうマスクじゃないよね?

というガチ本格的なものから、ほぼ普通のマスク(色も白)と変わらないものがあります。

やはり会社勤めの40代男性としては、見た目は普通のマスク(色は白)と変わらないものがよいです。

その点が気にならないあなたは、選択肢は大きく広がりますよ。

そして、どうやら使い捨てタイプ繰り返し使えるタイプの2通りがあるようです。

繰り返し使えるタイプは、洗濯して使うようですね。

この場合は、何回洗濯したら効果が無くなるのか明記している商品を選びましょう。

後者の方が経済的なことは確かですが、マスクは使い捨てというイメージがあったため、購入するまではどのようなものか不安になりました。

実際に使ってみると特に問題なく、洗濯も洗濯ネットに入れるだけなので簡単でした。

さて、これらの条件(UPF50以上と明記、見た目が普通)に当てはまる商品はあまり数がないため、パターン別に商品を紹介します。

あなたの商品選択の参考にしてみてください。

最後に私が実際に利用している商品も紹介しています。

使い捨てタイプ!色はお洒落な黒!

マスクのワークアップのUVカットマスクです。

第3者の検査結果を公開しており、安心感が違います。

色が黒でさえなければ、私は購入したことでしょう。

(普通の会社員(40代男性)にはハードルが高いですよね?)

白いマスクタイプをぜひ発売して欲しい!

繰り返し使える!色は安心の白もある!

肌さらUVカットマスクです。

ノーズワイヤー入りです。

柄は5種類から選べます。無地ホワイトもありますよ。

サイズは多分1種類(約(上部/18cm 下部/15cm)×9cm)です。

男性にはちょっと小さいかもしれません。

繰り返し使える!色は安心の白!男性用もある!

次は、多機能マスク ふらは です。

安心の日本製。

洗濯を繰り返しても紫外線防止効果が続く点が経済的です。

多機能マスク ふらは 洗濯

添付の微粒子対策フィルターを付けると紫外線だけなく、花粉・黄砂・ウィルス・マーズ PM2.5対策にも使えます。

微粒子フィルターは1枚づつペリペリ剥がして使用する感じでした。

多機能マスク ふらは 微粒子フィルター

マスクのカラーは白だけではなく、10種類から選べます。

私は無地ホワイトを選びました。

多機能マスク ふらは (高性能フィルター付)のレビュー

多機能マスク ふらは (高性能フィルター付)

さて、私は多機能マスク ふらは を購入しました。

選んだ理由は、見つけた商品の中で、一番条件に合致していたからです。

男性用もあった点も大きいですね。

実際に(寝坊もとい忙しくて日焼け止めを塗れないとき)仕事に行くときに使用していますが、特に違和感もなく、マスクは通気性もあり、満足しています。

私がよく利用していた(見慣れた)普通のマスクの形とは違いますが、こういうマスクもあるだろうなというレベルで、他人からしたら別に気にならないと思います。

以下、(小顔と言われたことはない)40代男性目線で使用して気づいた点を箇条書きで紹介します。

あくまで個人の感想ですが、参考にしてみてください。

私は基本的に出勤中や外出中など外にいるときだけ使用しています。

  • 表の見た目は普通
  • 手触りはすべすべで気持ちよい
    普通のマスクとは明らかに違います。
  • マスク本体は伸縮しない
    普通のマスクは上下には広がりますよね。
  • 男性はLLサイズが無難かも
    小顔ならLでもいけます。
  • Lサイズだと目元まで上げると顎下(顎裏)までは覆えない
    無精髭を隠せない!
  • 横方向は耳横まで十分に覆える
  • 洗濯は洗濯ネットに入れるだけ
    簡単でした。
  • 微粒子対策フィルターを入れ替えるのは面倒かも
    若干入れにくい。慣れも必要と思います。

大きさはこんな感じです。

写真は多機能マスク ふらは のLサイズ(縦12.5cm×横24cm)です。

多機能マスク ふらは (高性能フィルター付)と普通のマスク

重ねるとこんな感じです。

多機能マスク ふらは (高性能フィルター付)と普通のマスク 大きさ比較

先ほども書きましたが、全く広がりません。

素の(伸ばしていない)状態の普通のマスクのサイズでは足りない場合は、LLサイズ(縦13.5cm×横24cm)にしておいた方が無難と思います。

(私はどうしても無精ひげを隠したいため、後日、LLサイズを購入しています。髭を剃ればLサイズでも十分ですけどね。

私は事前にどういうものなのか確認したくて、都内のドラッグストアを廻ったのですが見つけられませんでした。

この商品がというよりも、そもそも紫外線防止用(UVカット用)のマスクをほとんど見つけることが出来ませんでした。

店舗を廻ったタイミングが9月だったということも関係しているかもしれません。

唯一見つけた商品は、UVカット率(それも90%)しか記載されていませんでした。

おそらく実際はUPFも普通のマスクに比べれば高いのでしょうが、しっかりと明記して欲しいですね。

さて、というわけで、UPF50+の多機能マスク ふらは おすすめです。

紫外線対策だけではなく、花粉・黄砂・ウィルス・マーズ PM2.5対策にも使えます。

終わりに

あなたの参考になれば幸いです。

 

それでは、また。

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