インサイド シーナ

日々の備忘録(40代男性の場合)

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2019年2月24日開催、第151回の日商簿記検定試験2級と3級の解答速報を観て想うこと

日商簿記検定試験第151回について

こんにちは。シーナと申します。

2019年2月24日(日)は、日商簿記検定試験の試験日でした。

午前に簿記3級、午後には簿記2級がありました。

(簿記1級は2月に試験はありません。)

私もいずれ日商簿記2級の受験を目指しているため、本日は朝から気になっていました。

東京は幸い天気がよかったですが、何はともあれ今回挑戦された方は、お疲れ様でした。

当ブログへのアクセスも前回と同様に少し前から本日9時まですごいことになっていました。

試験直前まで見ていただいていた方には、ぜひ合格していて欲しいです。

少しでも当ブログの記事がお役に立っていればよいのですが・・・・・・。

日商簿記3級第151回の解答速報について

日商簿記3級第151回の解答速報について

日商簿記2級の速報を待つ間、日商簿記3級についても解答速報を観ました。

そこで問題文を見たのですが、前回(第150回)に比べると

特に捻った表現もなく、

そういう意味では前回より優しかった

(誤字ではありません)のかもしれません。

簿記3級では一番時間が掛かる第3問の「試算表」も合計試算表の作成でしたから解答用紙への書き込みも他の試算表に比べると時間は掛からなかったように思います。

見慣れない問題でも問題文に指示がありましたから、その通りに対応できますね。

個人的には第4問の商品有高帳の第3問目がポイントだった気がします。

移動平均法と先入先出法の違いを理解していないと、さっと短時間では解けない問題だと思います。

先入先出法もしっかり理解していれば単なる掛け算(最後の仕入単価×残数量)でしたね。

ちなみに商品有高帳の解き方も当ブログでは紹介しています。

www.inside-shiina.com

総合すると前回に比べると難易度は下がった気がします。

合格率も高いのではないでしょうか。

なお、今回の第151回は、これまでの試験範囲で出題される最後の回でした。

これからは個人商店ではなく株式会社が前提の試験範囲になります。

しかし、どうやら次年度の最初の試験、6月にある第152回までは

これまでの試験範囲で勉強した人も合格できる

ような出題になるそうです。

予備校の人が言うには、商工会議所が指導者向けに開いた講習会で

6月の検定試験(第152回)までは、

新範囲は合否に影響が出るレベルでは出題しない

という話があったそうです。

逆に言うと

11月の第153回からは新しい試験範囲が

合否に影響が出るレベルで出題される

という解釈に(一般的には)なりますね。

移行期間という感じでしょうか。

そういう配慮はうれしいです。

指導者向けの資料は、以下で公開されています。

www.kentei.ne.jp

ただ、この後に観た日商簿記2級の解答速報での説明を聴くと、

どこまで信用してよいのか

一般的と思われる普通の解釈をしても大丈夫なのか

分からなくなりました。

結局は、しっかりと新範囲も勉強する必要があります

ちなみに今回は「手形」が全く出ませんでした。

次年度からは、もしかして簿記3級でも「電子記録債権」が出てくるのでしょうか。

(「電子記録債権」は簿記2級以上でした。)

そう思っていると「手形」も出ますけどね。

新範囲については、以下で公開されています。

ざっとしか見ていませんが勘定科目も大分増えますね。

www.kentei.ne.jp

さて、当ブログの記事も今回や今後の出題内容を踏まえて、

ブラッシュアップ出来ればよいな

と毎回考えてはいます。

リライトや新たな記事も公開出来たらよいな

と毎回考えてはいます。

断言しないことが大人の第1歩ですね。

日商簿記2級第151回の解答速報について

日商簿記2級第151回の解答速報について

前回の第150回は第149回よりも難しくはなかったようだとSNS上の反応を見て感じたのですが、実際は合格率は若干下がっていたようですね。

第149回:15.6%

第150回:14.7%

詳しくは商工会議所が公開しているデータを参照してください。www.kentei.ne.jp

そして今回は(も?)日商簿記2級は、

当日のトレンドに「簿記2級」が出るぐらいには

いろいろあった

ようです。

まだウォッチして2回目ですが、簿記2級は3級に比べて無駄に難解な印象です。

とはいえ、相変わらず2級の商業簿記は全く勉強出来ていないため、解説を聴いても

ふーん。そうなんだ。

という程度で、難易度まで実感は出来ていません。

複数の大手予備校の速報を観る限りでは、工業簿記はいつも通りだったようです。

しかし、商業簿記(の第3問連結会計)が鬼門だったようですね。

支配獲得日が異なる連結子会社が2つという第1級?レベルだったり、本来は指導者向けという説明であった商工会議所が公開しているサンプル問題を解いておけば容易く解けたと、少し前に急に講評内で言い出したという前振りがあった上で、今回はサンプル問題から途中で外した問題を出題するということもあったようです。

うーん。

また、そもそも第3問の試験問題文(前提文と問題文)にミス(※追記。ミスではなかったようです。)があったようです。

誤:X4年度(X3年4月1日からX4年3月31日まで)

正:X3年度(X3年4月1日からX4年3月31日まで)

ですね。

年度は確かにややこしいですけど、試験の問題文で間違えてはNGでしょう(※追記。間違えてはいなかったようです。)

(悲しいかな実務ではこの手の単純ミス(※追記。ミスではなかったようです。)はありがちで、いちいち目くじら立てたりしませんけどね。)

自宅でリラックスしながら観ている分にはすぐに単なるミス(※追記。ミスではなかったようです。)だと分かりますが、試験中では、冷静な人ほど一瞬何か深い意味があるのかと混乱しますね。

一般的に試験問題にミスがあるとその問題は正解になる(採点対象としない)気がしますけどね・・・・・・。

これはどうなのでしょうか。

第3問について、もし自分が今回受験していたら、こんなに冷静ではいられなかったでしょう。

難易度が高い(らしい)だけに、そういうところはしっかりしておいて欲しかったですね。

ちょっと残念な出題です。

===追記ここから===

商工会議所から2019年2月25日に日商簿記2級第3問の問題文における年度表記についての見解が公開されていました。

www.kentei.ne.jp

簡単に要約すると「間違いではない」ということでした。

以下、上記より引用します。ポイント部分だけ私が太赤字にしています。

第151回簿記検定試験2級の問題について

2月24日(日)に実施した標記検定試験2級第3問について、お問い合わせが寄せられておりますので、下記のとおりご回答いたします。

問題文では、「次の資料にもとづいて、X4年度(X3年4月1日からX4年3月31日まで)の連結精算表(連結対照表と連結損益計算書の部分)を作成しなさい。」としております。

国の会計年度では、X4年度とした場合、X4年4月1日からX5年3月31日までを意味しますが、欧米企業や日本の企業の一部では、決算日で区別してX3年4月1日からX4年3月31日をX4年度とする場合があり、本問題はそれに倣ったものであります。

また、本問題は解答が若干複雑になることから、X3年4月1日からX4年3月31日までをX4年度とすることにより(決算日を年度とする)、受験者が経過年数を計算しやすくするよう配慮しているほか、念のため指示文には、X4年度がX3年4月1日からX4年3月31日までを指すことを太字で明記しております。

なお、後日検定ホームページに掲載する「出題の意図」もあわせてご参照ください。

出典:第151回簿記検定試験2級の問題について

なるほど。

そういう表記をする日本の企業が一部にはあるのですね。

どこにあるのか存じ上げませんが、おそらく本当にあるのでしょう。

私の認識不足でミスと決めつけてしまい、大変反省しております。

申し訳ございませんでした。

今後は、日商簿記検定試験2級は「欧米企業や日本の企業の一部」についても考慮して勉強しないといけないものだと認識いたしました。

いやぁ、よい勉強になりました。

ありがとうございまーす。

===追記ここまで===

今後のために後日公開される出題の意図・講評は確認しておきたいです。

www.kentei.ne.jp

また、第1問の仕訳問題、第3問では不思議な日本語があったようです。

そういう無意味なところで難しくしないで欲しいです。

ただ、第3問以外は概ね普通だったようです。

簿記2級では配点は均等(各20点)ですから、今回で言えば第3問をうまく処理出来たかどうかがポイントですね。

第3問(か第2問)は難しいというセオリー通り(今回は例外としても)とも言えますから、取捨選択の戦略が重要です。

単なるテクニックですけどね。知っていることが大事です。

www.inside-shiina.com

総評的には、いつも通り商業簿記が癖があり難しかったということになるのですかね。

いずれにしろ、やはり工業簿記でしっかり点数を取っておかないと合格は難しそうです。

粛々と工業簿記を勉強していきたいと思います。

大手予備校の解答速報

※いずれも最新回のみが公開されています。ご注意ください。

どこの予備校でも速報の内容は同じです(違ったら逆に困ります)。

以下は、資格の学校TACのサイトです。

www.tac-school.co.jp

以下は、資格の大原のサイトです。

https://www.o-hara.ac.jp/best/boki/sokuhou/

資格の大原では、3月上旬からですが問題文、解答、解説が無料で貰えるようです。

これから受験する場合はよいですね。

最後の仕上げに過去問題集(簿記3級用)のすすめ

以下の記事で私が実際に使用したおすすめの過去問題集を紹介しています。

おすすめしている理由は、出題範囲から外れた部分が同レベルの出題範囲内の問題に改編されているからです。

単なる過去の問題を纏めただけの問題集ではありません。

単純に昔の出題範囲のままの(つまりこれから受験する回には出題されない)過去問を解くよりも効率的です。

簿記初心者の私でも効率的に勉強することが出来た良書です。

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試験の10日前ぐらいから過去問題集に取り組みたいです。

結局、おすすめの過去問題集を解くことが合格への最短ルートだと思います。

日商簿記3級は独学で取得できるのか?

もしもあなたが独学にするか、通信講座を利用するか迷っている場合は、以下の記事を見てみてください。

勉強方法や試験範囲の改定など役立つ情報も一緒に紹介しています。

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終わりに

次年度中に簿記2級の受験を考えてはいるのですが、会社の組織変更がありそうです。

さて、どうなるか。

受験はいつになるか分かりませんが、気長にゆっくり楽しみながら続けていきたいと思います。

 

それでは、また。

おすすめ記事です。

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