インサイド シーナ

日々の備忘録(40代男性の場合)

40代男がおすすめするテニス漫画「エースをねらえ!」完結済み

エースをねらえ!

こんにちは。シーナと申します。

40代の私がおすすめ漫画や小説を紹介するシリーズ。

今回は「山本鈴美香(やまもと すみか)」先生の「エースをねらえ!」です。

アニメやドラマ、劇場版にもなった大人気作品。

昭和のスポ根漫画というイメージがあるかもしれませんが、大号泣間違いなしの青春漫画です。

はじめに

2018年9月に行われた全米オープンでの錦織圭(にしこり けい)選手、大坂なおみ(おおさか なおみ)選手たちの素晴らしい活躍を観て、また読みたくなってしまいました。

40代以上の人が挙げる名作テニス漫画と言えば、この作品でしょう。

「エースをねらえ!」とは


エースをねらえ! 全18巻完結セット(マーガレットコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]

1973年から1975年に第1部、1978年から1980年までに第2部が『週刊マーガレット』で

連載されていた完全に昭和(40年以上前)の作品です。

全18巻。

全18巻で大長編という位置づけだったようです。やはり昔の漫画は短いですね。

高校テニスの名門である県立西高テニス部が舞台の始まりです。

お蝶夫人(※17歳の女子高校生です)に憧れて入部しただけの主人公「岡ひろみ」が、

新任コーチの「宗方 仁(むなかた じん)」に才能を見いだされ、部員たちの妬みや

いじめにめげず、テニス選手として、人間として成長していく、

まさに王道の青春スポーツ漫画です。

当時は何の違和感もなく読んでいましたが、今の感覚では本当に高校生か?

と思うぐらい、主要登場人物たちは精神的に大人です。

(コーチでも20代半ばです。)

常に相手のことを考え、自分のことは後回しで最善を尽くそうとします。

しかもそれを相手に悟らせまいとして陰で支えようとします。

それは恋愛が絡んでも変わりません。

なかなか出来ることではありません。

最初は普通の高校生っぽいのですが、巻を重ねるごとに人間としての成長が著しい。

特にお蝶夫人こと「竜崎 麗香(りゅうざき れいか)」も最初はいわゆるプライドの高い

わがままなお嬢様キャラ(庭球協会理事の娘)なのですが、葛藤を経てよい意味での気高い

お嬢様になり、岡ひろみを献身的に支えるようになります。

また、岡ひろみを支える「宗方 仁」と「桂 大悟(かつら だいご)」の両コーチ、

そして県立西高の先輩である「藤堂貴之(とうどう たかゆき)」、

「尾崎勇(おざき ゆう)」、「千葉鷹志(ちば たかし)」の3人。

それぞれの男の友情も素晴らしい。

少女漫画という括りに収まらない、名作漫画です。

当時は、純真な子供でしたので恋愛部分は「ふーん」という感じでしたが、

「この一球は絶対無二の一球なり」で始まる有名な庭球訓など

随所に散らばる「言葉」に胸が熱くなりました。

庭球訓(ていきゅうくん)とは

庭球訓

1922年に行われた第1回全日本庭球(テニス)選手権大会の男子シングルス優勝者である

「福田 雅之助(ふくだ まさのすけ)」氏の言葉です。

以下で見ることが出来ます。

www.waseda-tennis.com

以下、引用します。

この一球は絶対無二の一球なり

されば身心を挙げて一打すべし

この一球一打に技を磨き体力を鍛へ

精神力を養ふべきなり

この一打に今の自己を発揮すべし

これを庭球する心といふ

出典:庭球部の歴史 | 早稲田大学庭球部の公式ホームページです。

「松岡 修造(まつおか しゅうぞう)」さんが、現役時代の1995年にウィンブルドンの

ベスト8進出(日本人男子としては62年ぶり)を掛けた試合で叫んだことでも有名です。

あの試合を観たときは、松岡修造さんも庭球訓も一気に好きになりました。

本当にテニス選手にとっては、重要な言葉なのだなと思います。

「エースをねらえ!」の名言たち

庭球訓以外にも心に響く言葉、名言があります。

 

「だれもがおなじように こうして一歩一歩あたえられた時を使いはたしてゆくのだ」

「気づこうが気づくまいが 見つめようが見つめまいが 終わりは確実にくるのだ」

「だから問題は そのかぎられた時の中でなにを目ざし どこまで進みうるか・・・」

 

千葉鷹志:

「月もひとり ねえチバちゃん」

 

お蝶夫人:

「わたくしこそは・・・、孤独だわ!!」

「あたくしにとって、これがあなたとのダブルスよ ひろみ!」

「海が支えでした」

 

ジャッキー・ビント:

「やぶれたあとの態度で 失敗をどう生かすかでその人間の器がわかるのよ」

 

宗方仁:

「おれはこの世にたえられぬほどの悲しみも苦しみもないと信じている」

「男なら女の成長をさまたげるような愛し方はするな!」

 

桂大悟:

「たとえこの世のだれが知らなくても おれが このおれが知っている!」

「(ゴクッ ゴクッ ゴクッ ふうっ)うまいっ!」

 

ぜひどのような場面での言葉なのか。

あなたの目で確かめてみてください。

「エースをねらえ!」との出会い


エースをねらえ!愛蔵版 全4巻セット

さすがに連載時にリアルタイムでは読んでいません。

母親が好きだったのだと思いますが、なぜか私の本棚に中央公論社の

「中公愛蔵版全4巻」が勝手に置かれていたのです。

やけに存在感のある邪魔な本(1冊900ページから700ページぐらいあります)だな

と思っていました。

きっかけは覚えていないのですが、おそらく暇だったのでしょう。

何の前情報も無く本を手に取り、読み始めました。

すぐに物語に引き込まれ、一気に読んでしまった記憶があります。

あれこれ説明すると安っぽくなるので、細かく書きませんが、

愛蔵版の2巻半ば辺りから涙腺は弛みだし、第3巻から始まる第2部では、

もう駄目です。

大号泣。

漫画を読んであれだけ泣いたのは、初めてでした。

「エースをねらえ!」の思い出

本当に大号泣してしまいまして、変なテンションになったのでしょう。

この漫画を読んで泣かない奴とは友人付き合いはできない!

と、今振り返ればすごい上から目線の勘違い野郎になった私は、早朝に友人宅に赴き、

いいから黙って読めと4冊の重い本を押し付けました(注:母親の本です)。

翌日(だったかどうかは定かではないですが)、目を赤く腫らした親友

がっちり握手したことを覚えています。

そこで終わればよかったのですが、調子に乗った私は、学校にも持っていきました。

後はお決まりのコースです。

クラスの女子に見つかり、先生に告げ口される代わりに本を貸すことに。

何人もの女子に勝手に貸し出され、ついぞ私の手元に戻ってくることはありませんでした。

はい。カリパクされたのです。

おい。ちゃんと返せよ。俺の本だぞ。

(注:母親の本です)

その後、お小遣いを握りしめて町の古本屋を巡ったのは、よい思い出です。

結局、母親にはバレましたけど。

40代で改めて読み返した感想

今では変に知識を蓄え、いろいろ経験しています。

なかなか本では泣きませんよ。

それに30年近く前の記憶ですから、相当美化されていると思いますし、

正直、昔受けた印象や感動が変わってしまうのではないかと、少しだけ不安もありました。

しかし、まったくの杞憂でした。

大号泣。

40代の私が今読んでも鼻水が出るぐらい泣いてしまいました。

夜中に少女漫画を読んで大号泣する40代独身男性。

文字にするとなかなかの事案ですね。何の後悔もありませんが。

しかし、第2部はずるい。話の設定があざとい(※褒め言葉です)

そんな話を持ち出されては無理です。

展開は予想できるのですが、泣いてしまいます。 

別に感動したり、感情移入して悲しくて泣いてしまうわけではありません。

単なる同情や憐憫でもないと思います。

表現が難しいですが、もっと自分は頑張れる(頑張れた)のではないかと考えてしまい、

気持ちが高ぶってしまうのかもしれません。

ぜひあなたにも読んで確かめて欲しい。

40年以上前の作品とは思えないクオリティです。

その後、たくさんのテニス漫画を読んでいますが、なかなか他に類を見ない

稀有なテニス漫画ではないでしょうか。

何か成し遂げようとして壁にぶつかり苦しんでいる人にも是非読んで欲しいです。

何かのきっかけが見つかるかもしれません。

エースをねらえ!

10代20代の方には、絵柄も話も(昭和という時代背景がありますし)少し違和感があるかもしれません。

(30代以上の方は特に心配していません。こちら側の人間(仲間)ですよね。

そんな違和感も読み進めるうちに気にならなくなると思います。

ただ、ちょいちょい目が白目になる表現があるのですが、これは40代でも地味に怖いです。

ギャグ表現ではなく、真面目な内面の葛藤を描くような場面で多用されます。

些細なことですが、この点だけご理解いただければと思います。

きっと素晴らしい読書体験になると思います。

劇場版エースをねらえ!もおすすめです

原作を読んで気に入ったら、こちらの作品もいかがでしょう。

アニメ界の伝説。出崎統(でざき おさむ)監督の最高傑作との評価もある

劇場用映画作品です。

原作を読んでから観るとより楽しめます。

アニメ好きでしたら押さえておきたい作品と思います。

にわかテニスファンとして

私がテニスを観ていたのは、松岡修造さんや伊達公子(だて きみこ)さん。

そしてピート・サンプラス氏、アンドレ・アガシ氏、マイケル・チャン氏が活躍していたころ(1990年代頃)です。

特にマイケル・チャンが好きでした。

その球を取っちゃう?と思ってしまうプレースタイルは、庭球訓に通じるものがあり、

大好きでした。観ていて楽しかったです。

現在は、錦織圭選手のコーチということで、久しぶりにテレビで見て懐かしかったです。

アガシもおしゃれで、好きでしたけどね。

彼らの引退と共に全くテニスを観ることも無くなりましたが、今回久しぶりに観ました。

またテニスが盛り上がるとよいですね(もう盛り上がっているのかもしれませんが)。

頑張って欲しいです。 

終わりに

最近、新しい漫画(タイトル)を開拓していないなと、ちょっと気になっています。

アンテナは張っていないと面白いことを逃しそうです。

 

それでは、また。

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