インサイド シーナ

日々の備忘録(40代男性の場合)

グラフェン関連銘柄ADEKA(4401)の購入と投資判断について

ADEKA購入と投資判断

こんにちは。シーナと申します。

2018年8月21日にADEKA(証券コード:4401)の株を購入しました。

ADEKA(証券コード:4401)は、

化学品事業(塩化ビニルとポリエチレン等向けの添加剤等)、食品事業(マーガリン類等の食用加工油脂)を2本柱とする古河(ふるかわ)グループの化学品製造企業です。

最近では『ライフサイエンス』、『環境』、『エネルギー』 分野にも注力しています。

あるニュース系サイトの記事を見て興味を惹かれた素材の関連企業としてリストされていた同社。

指標的に割安、地力も高そうなことから、将来的なキャピタルゲインを目指し、1単元だけ購入しました。

ADEKAとの出会い

2018年8月18日に配信された以下の記事を見たことがきっかけです。

gigazine.net

最初は単に好みのジャケットだな、でもいいお値段がするなと思っただけだったのですが、次世代の炭素系新素材「グラフェン」のスペック、用途の広さを読んでジャケットの素材に興味を惹かれました。

早速、「グラフェン」の関連企業を探すと同社もヒットしました。

同社は2015年10月に東京大学の研究グループが開拓した「グラフェン」の製造技術に関する独占ライセンスを取得して、2020年に商業目的での生産を目指しているということでした。

同社のグラフェンに関する2015年当時のプレスリリース(PDF)は以下になります。

グラフェンに関するプレスリリース

https://www.adeka.co.jp/develop/pdf/151001.pdf

上記より引用します。 

本技術は短時間に高い収率で、高濃度かつ高品質なグラフェンが得られる事が特徴です。その「グラフェン分散液」の濃度は、従来と比べて約 20 倍と、世界最高水準の濃度を達成しております。また、イオン液体を除去し、粉末品として取り出す技術を確立しており、粉末での提供も行っています。粉末品は、使用目的にあわせて簡便な方法で高品質なグラフェンに戻すことができます。

グラフェンの製造方法として化学気相成長(CVD)等で炭素原子を繋げていく手法がありますが、非常に高品質であるものの大量生産に向かないため用途が限定されています。一方、黒鉛を剥離してグラフェンを得る本手法は、グラフェンを安定的に大量に提供することが可能です。加えて、本手法はイオン液体中でマイクロ波を照射して製造するため、化学的な処理を必要とせずに高品質なグラフェンを得ることを可能としています。

出典:グラフェンに関するプレスリリース

グラフェンとは

グラフェン

2010年にノーベル物理学賞を受賞したアンドレ・ガイム氏とコンスタンチン・ノボセロフ氏の受賞研究テーマであった炭素素材「グラフェン」。

2004年に両氏が鉛筆の芯の主成分でもあり、炭素原子が多層に重なった黒鉛(グラファイト)の薄片にテープを張り付け、引きはがすという簡単な操作でグラフェンを作る方法を発見したことで研究が一気に進むようになりました。

グラフェンとは、炭素(カーボン)原子がハチの巣のハニカム構造のように六角形の格子構造を持つシート状のものを指します。そのシートの厚さは原子1個分です。

グラフェンは馴染みのある「カーボンナノチューブ」と同じナノカーボン材料ですが、トップクラスの導電性、熱伝導性、ダイヤモンドよりも強い強度と折り曲げることもできるというしなやかさも同時に持つ「奇跡の素材」として、幅広い分野への応用が期待されている材料です。

現在はまだ大量生産に向けた製造コストの高さがネックで普及していませんが、そのポテンシャルの高さから市場規模も高成長が期待できるようで、関心を集めています。

現実的にはまだまだ数ある「夢のある素材」の一つでしかなく、本当に期待通りに普及するのか、株式市場のテーマとして注目を集めるほど成長するかは未知数です。

素材単体での市場規模は2030年には1,000億円になると試算はされています。

応用範囲の広さが売りですので、関連する市場規模はさらに大きくなると考えられます。

グラフェンに取り組んでいる日本企業はADEKAだけではなく数社あり、近年すでに商品化や製造コストの削減に成功したりと順調に商用化に向けて進んではいるようです。

「ADEKA」を購入した理由

グラフェン関連企業の中から同社を選んだのは、売上の6割を占める主力の化学品事業で高い市場競争力のある商品を多数持ち、本業でしっかりと利益を上げていることと、株価がちょうど下がっていたことでした。

売上高、営業利益、EPSなども2012年3月期の例外を除いて順調に増えており、グラフェンを抜きにしても自分の嗜好に合う優良企業だと判断しました。

売上高、営業利益、経常利益、純利益のいずれも3期連続で過去最高(6期連続の増収増益)を更新中です。

2012年3月期(2011年度)は、主に東日本大震災の影響を受けたためです。

(それでも配当は維持しています。)

その割に購入当時は(現在もですが)指標的にも割安でした。

現在の株価からさらに大きく下げることもないだろうと、数年先のもしかしたらという夢を目的に購入するには最適だと判断しました。

「ADEKA」とは

旧社名は、旭電化工業株式会社(さひこうぎょう)で、2006年5月1日より現社名に変更しています。

富士通や富士電機と同じ古河グループ(古河三水会)の一員で設立100周年を超える老舗企業です。

世界最大の一般消費財メーカーであるP&G(プロクター・アンド・ギャンブル)の日本法人であるP&Gジャパンの母体となったプロクター・アンド・ギャンブル・サンホーム株式会社にも関わりを持っていました。現在は関係はないようです。

100周年を超えて過去最高益を更新しているのは、素直に素晴らしいと思います。

ただ、あまり一般的な知名度は高くなく、株式市場でもそれほど注目は集めていなかったように思います。

(単に私の勘違いかもしれません。)

2018年10月4日には、岩井コスモ証券が、投資判断「A」(強気)、目標株価2,240円でカバーを開始しています。

現金なもので普段は全くレーティング情報など気にしていないのに、自分に都合のよいレーティング情報だと、うれしくなります。

基本情報

2018年10月8日現在

株価:1,970円
実績PBR:1.03
予想PER:12.76
ROE:8.1%
配当利回り:2.18%

ADEKA(4401)の投資判断

私は長期的な保有を前提にちょうど5年チャートの単純移動平均線(200日)に近づいていた2018年8月21日に購入したのですが、2018年8月21日の取引終了後にもともと同社からスピンオフした日本農薬(証券コード:4997)に対する公開買い付けと連結子会社化を発表し、それを好感したのか翌営業日から株価が上昇しました。

私にとってはうれしいサプライズでした。

凄いタイミングです。

ただ、今後ゆっくりひっそり株価が上昇していけばよいと考えていた直後に、急に含み益が出て、欲が出てしまいました。

急に上がると急に下がるというイメージがあります。

何とか売却は踏みとどまりましたが、現在も基本的に上昇基調で、上場来高値も見えてきており、一旦売却してしまおうかという思いが止まりません。

夢より現実ですよ。

SBI証券の30年チャートより引用。

ADEKA30年長期チャート

この辺の意志の弱さが初心者ならではなのでしょうね。

初めに自分で決めた購入理由が崩れなければ、上昇している間は保有したままがよいと分かってはいるのですが、(ポジティブなものであれ)想定していないことがあると心が揺れてしまいます。

会社四季報の業界地図2019年版によると化学業界は電気自動車や半導体向けの需要が増え、化学製品の原材料である「ナフサ」の価格上昇は懸念材料だが、中長期的な成長が期待できるとのことで同社にはプラスです。

また、同社は配当性向を2020年度には30%を目途に引き上げていく(2017年度の実績は26%)とのこと。

毎年増配しています。

日本農薬を連結子会社化したことにより売上高も増え、しばらくは業績もよいことが期待されますので、売却したい気持ちをぐっとこらえて、当初の予定通り、注視しながら保有していきたいと思います。

他の相場環境次第ですが、下押しした際は追加購入も検討しています。

ナフサとは

化学製品の原料であるナフサは、原油を精製する過程で出来る透明な液体で粗製ガソリンとも呼ばれます。

ナフサを基にエチレンやプロピレンなどの石油化学基礎製品が生産されます。

そしてここからさらにポリエチレンなどに加工されます。

ナフサ価格について

ナフサ価格で検索すると価格推移のグラフが多数出てきたのですが、ここ2,3年前が単に安かっただけのような気がしています。

その影響から2017年度の化学業界の業績がよかった反動で、2018年度は増収でも減益を見込む企業が多いようです。

以前の価格に戻ったというだけで、あまり心配する必要もない気がするのですが・・・・・・。

今のところADEKAは日本農薬の子会社化の影響もあり業績見込みは悪くないようです。

 

お約束

当ブログに記載した内容は、あくまで私シーナの個人的な見解です。掲載している情報については、細心の注意を払って正確なものを掲載するように心掛けていますが、これらの情報の正確性、完全性を保証するものではありません。当ブログの情報を利用されたことで直接・間接的に生じた如何なる損害に関し一切責任を負うものではありません。投資はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

終わりに

気になることがあれば関連する上場企業を探す癖が付いてきた気がします。

今回はたまたま(今のところは)よい結果になりましたが、今後も気になることは放置せずにすぐに調べていければと考えています。

ただ、大体気になるサービスや商品は、非上場企業のものなのですよね。

 

それでは、また。 

関連記事です。

会社四季報業界地図2019年版で化学業界について確認してみてはいかがでしょうか。

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おこめ券も貰える企業です。

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ごはんが炊ける弁当箱があると簡単に節約できます。

お昼に温かいごはんがあるとおかずの選択肢の幅が広がります。

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福利厚生サービスが受けられます。

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企業の姿勢に共感して購入しました。

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