こんにちは。シーナと申します。
今回は、会社を退職した後にやることリストを順番に纏めました。
40代独身会社員が会社を退職した際の体験談を基に8個のやるべきことを紹介します。
私事ですが、2023年春にこれまで勤めていた会社を退職し、一旦無職になりました。
非常に残念ながらこのままリタイアできるような状況ではありませんから、また働く予定ではありますが、それはもう少しだけ先の(有給休暇を消化した後の)こと。
退職した後にやるべきこと、やっておいた方がよいことは、いろいろとあります。
ということで今回は、会社を退職した後にやることリストを順番に纏めました。
40代独身会社員が会社を退職した際の体験談を基に8個のやるべきことを紹介します。
これから退職し、一旦はゆっくりと休む予定のあなたの参考になれば幸いです。
- 当記事の前提!
- 【順番に纏めた】会社員が退職した後にやることリスト8選!【無職用】
- 会社員が退職した後にやることリスト1.健康保険証の返却(当日中)
- 会社員が退職した後にやることリスト2.各種証明書の受取(7日以内)
- 会社員が退職した後にやることリスト3.国民年金の加入手続き(14日以内)
- 会社員が退職した後にやることリスト4.健康保険の加入手続き(14日もしくは20日以内)
- 会社員が退職した後にやることリスト5.離職票の受取(当月中)
- 会社員が退職した後にやることリスト6.失業保険の申請手続き(離職票が届いてから速めに)
- 会社員が退職した後にやることリスト7.源泉徴収票の受取(翌月中まで)
- 会社員が退職した後にやることリスト8.確定拠出型年金(企業型DC)の移換手続き(6ヶ月以内)
- 終わりに
- 関連記事です。
当記事の前提!
都内23区在住の元会社員(40代・独身・単身世帯)が2023年春に自己都合による退職をして、一旦は無職になった際の状況になります。
配偶者がいる場合やあなたの状況により、やるべきことや最適なことは異なります。
予めご留意ください。
会社を退職する前にやるべきことは以下の記事に纏めています。
こちらは予め確認して頂くとより分かりやすいと思います(確認済みの前提で説明しています)。
【順番に纏めた】会社員が退職した後にやることリスト8選!【無職用】
退職日の翌日以降、余韻に浸る間もなく、やるべきこと、やっておいた方がよいことがいくつかあります。
後で困るのは自分ですから忘れずに対応したいですね。
以下に期限が短い順にやること、やるべきことを順番に纏めています。
()は退職日の翌日からの期限です。
- 健康保険証の返却(当日中)
- 各種証明書の受取(7日以内)
- 国民年金の加入手続き(14日以内)
- 健康保険の加入手続き(14日もしくは20日以内)
- 離職票の受取(当月中)
- 失業保険の申請手続き(離職票が届いてから速めに)
- 源泉徴収票の受取(翌月中まで)
- 確定拠出型年金(企業型DC)の移換手続き(6ヶ月以内)
いかがでしょうか。
たくさんありそうですが、重い手続きはそう多くありません。
以下、それぞれについて軽く補足します。
会社員が退職した後にやることリスト1.健康保険証の返却(当日中)
退職日の翌日にまずやることは健康保険証の返却です。
これはあなたが国民健康保険と任意継続のどちらを選んでも必ず必要になります。
今持っている保険証は、退職日の翌日には既に無効になっていますから持っていても仕方ありません。
国民健康保険の場合、新しい健康保険証は区役所に行けば基本的に即日発行して貰えるはずですが、健康保険資格喪失証明書等が必要になります。
任意継続の場合、申請後に新しい健康保険証が届くまで1週間程度掛かります。
このタイミングで病院に行くことが無いように通院中で調整できるなら調整した方が後で立て替え手続きが不要になります。
健康保険証の返却先は会社から指定されます。
大抵は健康保険組合ではなく会社(人事)になると思います。
郵便局で簡易書留(+320円)もしくは特定記録郵便(+160円)で郵送しましょう。
お値段※が倍違いますが簡易書留がおすすめです。
※2023年10月以降、30円ほど値上げになるようですね・・・・・・。
簡易書留は相手に手渡しと受領サインを求めるため、受け取ったことが確実に記録されるからです。
特定記録郵便は発送したという記録しか残りません。
任意継続の場合、任意継続の申請時にこれまでの健康保険証の返却確認がされますから、まだ(返却先の人事に)届いていないようですが?といった連絡が健康保険組合からあったりします。
簡易書留を利用していれば、説明が簡単になりますよ。
後で揉めて困るのは結局は我々ですから、確実な方を利用しましょう。
ちなみに今後(2024年秋の廃止に伴い)、マイナンバーカードに保険証が1本化されると、返却自体は不要(手続きは必要)になりますね。
参考リンク:転職や退職をしましたが、再度マイナンバーカードを健康保険証として利用するための登録が必要でしょうか。 | よくある質問|マイナポータル
会社員が退職した後にやることリスト2.各種証明書の受取(7日以内)
会社を退職する前に申請していれば、退職証明書や健康保険資格喪失証明書が会社から退職日の翌日以降に郵送されますから、確実に受け取りましょう。
これらは国民年金や国民健康保険の加入手続きに必要になります。
どちらも14日以内に加入手続きをする必要がありますから、それまでに届かないと困ることになります。
もしも退職前に申請していなかった場合や5日間程度待っても届かなければ、会社に確認するようにしましょう。
私の場合は、退職日の翌々日には特定記録郵便で届きました。
特定記録郵便ですから手渡しではなく、郵便受けに入っていました。
出来れば簡易書留にして欲しかったですね。
会社員が退職した後にやることリスト3.国民年金の加入手続き(14日以内)
退職証明書が準備できたら他の必要な書類を揃えて、国民年金の加入手続きに行きます。
国民年金の加入手続きは退職日の翌日から14日以内に行う必要があります。
どうしようもない理由が無ければ、退職証明書の受け取り後、一番早い窓口の営業日(平日)に手続きに行きましょう。
この時、可能であれば区役所ではなく、年金事務所に行った方がいろいろと確認も出来てよいと思いますよ。
詳しくは以下に纏めています。
会社員が退職した後にやることリスト4.健康保険の加入手続き(14日もしくは20日以内)
健康保険の場合は、あなたが加入する対象により期日が異なります。
国民健康保険の場合は14日以内、任意継続の場合は20日以内です。
ただ、どちらにしろ新しい健康保険証を入手するために速やかに手続きをしましょう。
繰り返しとなりますが、今持っている保険証は退職日の翌日には無効になっています。
国民健康保険の場合は、健康保険資格喪失証明書が必要になるはずですから受け取り後になります(数日は健康保険証が使えない期間が発生します)。
任意継続の場合は必要な書類は事前に健康組合に確認しているはずですから、退職日の翌日には健康組合に郵送しましょう。
こちらも健康保険証と同じく、簡易書留をおすすめします。
不要になった健康保険証と発送先が同じなら1回で済むのですけどねぇ。
任意継続の場合は申請後に新しい健康保険証が郵送されます。
そのため1週間程度、健康保険証が使えない期間が発生します。
私の場合は、任意継続の加入申請書を簡易書留で郵送した日を起点に5日ほどで簡易書留で新しい健康保険証が届きました。
事前に電話でいろいろ確認していたため、早めに処理してくれたみたいですね。
ありがとうございました。
新しい健康保険証と一緒に早速、保険料の納付書やその他必要な手続きの書類が入っていますから指示に従って、指定された期限内に処理をしましょう。
保険料の納付が1日でも遅れると任意継続の資格を喪失してしまいます。
ちなみに私の場合、任意継続の保険料は銀行の窓口でしか振り込みが出来ないタイプでした(振込手数料が高い!)。
久しぶりに銀行の窓口に行きましたが、待っている間に(銀行にとって)おすすめの(手数料が高い)金融商品を勧められました。
噂には聞いていましたが、本当におすすめされるのだなと、何だかうれしくなってしまいました(^^
残念ながらその日は他にも予定を詰め込んでいたため、途中で話を切り上げてしまいました。
話のネタにじっくりと聞いて見たかったのですけどね-ー。
会社員が退職した後にやることリスト5.離職票の受取(当月中)
離職票(1と2の2枚あります)は失業保険の手続きに必要になります。
失業手当の受給期間は、原則として退職日の翌日から1年間になっています(失業保険の手続きをしてから1年間ではありません)。
そのためそこまで急いで手続きする必要はありませんが、自己都合による退職の場合は、需給制限期間が2ヶ月ありますからあまり遅いと失業手当を全額受給出来ずに受給期間の方が先に終わってしまいかねません。
基本的には離職票を受け取ったら、翌月には手続きをしたいですね。
離職票が届くタイミングは会社とハローワーク次第と思いますが、退職後、約2週間程度で届くと思います。
私の場合は10日ほどで(また)特定記録郵便で届きました。
大抵は事前にいつ頃届くのか、社内の退職手続きに関する情報に記載されていると思いますから確認しておきましょう。
会社員が退職した後にやることリスト6.失業保険の申請手続き(離職票が届いてから速めに)
離職票が届いたら失業保険の申請手続きですね。
必要な書類や流れなどは以下のハローワークのサイトが確実です。
参考リンク:ハローワークインターネットサービス - 雇用保険の具体的な手続き
一番最初は自分が住んでいる地区を管轄するハローワークに行くことになります。
自宅から近いハローワークではありませんから注意してください。
例えば、東京ハローワークの場合は、以下で管轄を確認出来ます。
参考リンク:ハローワーク一覧 | 東京ハローワーク
自己都合退職の場合、ざっくりとした流れは、以下の通り。
- 初回訪問(失業保険の申請と求職登録)
- 7日間の待期期間(待期期間終了後、2ヶ月の給付制限期間が開始されます)
- 指定された日に講習会1回受講(雇用保険説明と初回講習で約2時間)
- 初回の失業認定日(初回訪問から約1ヶ月後)
- 2回目の失業認定日(2回目は2ヶ月の給付制限期間終了後)
- 失業手当の振り込み(2回目の失業認定日の約1週間後)
2ヶ月間の給付制限期間がありますから、基本手当(いわゆる失業手当)が受け取れるのは、2ヶ月以上先(2回目の失業認定日の1週間程度後)になります。
雇用保険の改正に伴い、2025年4月以降は給付制限が1ヶ月に短縮されます。また、離職日の1年以内に雇用の安定・就職の促進のための教育訓練を受けていると給付制限がなくなります。
いつ頃、いくらくらい失業保険が貰えるかは以下の記事に纏めています。
それとハローワークに最初に行く前にやっておいた方がよいことがあります。
それはハローワークへの求職登録です。
初回訪問時に手書きもしくはハローワーク内のパソコンで求職申込書を記載する(求職登録する)ことになるのですが、混雑もしているでしょうし、記載内容自体も結構大変です。
事前にネット経由で登録が出来るようになっています。
参考リンク:ハローワークインターネットサービス - トップページ
以下の記事に初めてハローワークに行く時に必要なことを纏めています。
会社員が退職した後にやることリスト7.源泉徴収票の受取(翌月中まで)
あなたが退職してから12月末に再就職していない(新しい会社で年末調整をしてくれていない)限り、今後は自分で確定申告をすることになります。
そして、あなたが12月末で退職したのでなければ、退職年分の源泉徴収票が必要になります。
基本的には、退職日の翌月の給与支給日の後(諸々の給与精算処理が完了した後)に会社から発送されると思います。
仮に最後の給与がマイナスになった場合は、マイナス分を精算(会社にあなたが振込)した後に発送されると思います。
マイナスにならないことを祈りつつ、待ちましょう。
給与支給日が25日なら退職日の翌月下旬頃には届くはずです。
(私の場合は退職日の翌月25日前に特定記録で届きました。)
仮に翌々月になっても源泉徴収票が届かない場合は早めに会社に確認してみてください。
大抵は事前にいつ頃届くのか、社内の退職手続きに関する情報に記載されていると思いますから確認しておきましょう。
以下に確定申告する際の注意点を纏めました。
会社員が退職した後にやることリスト8.確定拠出型年金(企業型DC)の移換手続き(6ヶ月以内)
これは該当の方だけですね。
勤めていた会社で確定拠出型年金(企業型DC)を利用していた場合、移換手続きを6ヶ月以内に行う必要があります。
会社を退職した後に自分で6ヶ月以内にiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)へ移換手続きをしないと一旦現金化された後に国民年金基金連合会に自動的に資金が移換されてしまいます。
別に国庫に入る訳ではありません(あなたの資産であることに変わりはありません)から、それだけなら別に問題はないと思うかもしれませんが。
国民年金基金連合会に移換されると(現金化されていますから)運用はされずに放置され、その上で手数料だけは取られ続け(最初に4,348円、その後毎月52円)、しかも60歳になってもそのままではお金を引き出せない(iDeCoに一度移さないといけない)という至れり尽くせりな状況になります。
そのため忘れずにiDeCoに移換しましょう。
もちろん転職して転職先に企業型DCがあれば、そちらに移換出来ます。
この辺はiDeCo公式サイトが詳しいですからそちらを見てください。
参考リンク:iDeCo加入者で転職・退職された方へ|転職・退職された方|iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)【公式】
iDeCoの口座はどこの金融機関で開設しても大丈夫ですが、手数料や商品が異なります。
特に拘りが無ければ、移換時や口座管理の手数料が無料で投資先の商品(投資信託)が豊富なSBI証券や楽天証券辺りがベターだと思います。
iDeCoに移換したからといって、必ず掛金を出す必要がある訳ではありません。
iDeCo では加入者(毎月掛金を拠出しながら資産運用する人)か運用指図者(掛金の拠出をしない(出来ない)、それまで積み立てた資産のみを運用する人)を選べます。
後から加入者と運用指図者を変更するには手続きが必要になりますから、よく考えて決めましょう。
移換手続きを含めて、詳しくは移換先の金融機関に確認してください。
参考リンク:全国の相談・手続き窓口 - 国民年金機構
iDeCoへの移換もいずれ別記事に纏める予定です。
以下に纏めました。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
初めての退職の場合、慣れないことばかりで不安が募ると思います。
でも、一つ一つ対応していけば何とかなるものです。
私は何とかなっています。
私の体験が、これから退職をしようと考えているあなたの参考になれば幸いです。
それでは、また。
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