こんにちは。シーナと申します。
今回は、実際にSBI証券で貸株を始めるためのやり方を紹介します。
貸株サービスの申し込みから最初に必要になる設定を纏めています。
特に信用取引口座を開いている場合は勝手に担保貸株に設定されるため、手動で貸株に変更しないと貸株金利を受け取れない可能性があります。
SBI証券の貸株サービスについて詳しくは以下の記事に纏めています。
夢の不労所得を得られる貸株ですが、デメリットやリスクもあります。
まずはこちらを見てみてください。
ということで今回は、実際にSBI証券で貸株を始めるためのやり方を紹介します。
貸株サービスの申し込みから最初に必要になる設定を纏めています。
特に信用取引口座を開いている場合は勝手に担保貸株に設定されるため、手動で貸株に変更しないと貸株金利を受け取れない可能性があります。
SBI証券における貸株のやり方が気になるあなたの参考になれば幸いです。
なお、当記事の内容は随時更新しますが、特に明記していない限り、2024年4月2日現在の情報です。
- SBI証券における貸株の正しいやり方!申し込みは月初がおすすめ!
- 注意!SBI証券で貸株サービスを申し込むと勝手に担保貸株になる!
- SBI証券における貸株のやり方!初めにやることは担保貸株からの除外!
- SBI証券の貸株で長期保有特典を確実に受け取る方法!?
- 参考:貸出/返却処理対象銘柄(自動)の為、登録できません。(WECES01380)が出る!
- 終わりに
- 関連記事です。
SBI証券における貸株の正しいやり方!申し込みは月初がおすすめ!
SBI証券で貸株サービスをすると決めたら、まずは申し込みですね。
とはいえ、申し込みに関しては画面の指示に従えば難しいところはありません。
選択肢は株主権利自動取得サービスだけです。
ここで選ぶのは基本設定(全体設定)です。
後で銘柄個別に設定を変更することも可能ですし、基本設定自体も変更可能です。
私は配当も優待も欲しいため、「配当・優待優先」を選んでいます。
後は画面の指示に従って進めば迷うところは無いと思います。
強いて言うと注意点は1つだけ。
それは申し込みタイミングです。
貸株サービスへの申し込みは持株の権利確定日とは被らない月初がおすすめです。
貸株サービスは設定変更に時間が数日(営業日)単位で掛かります。
毎営業日13:30までの申し込みは当日15:00頃から貸株サービス利用が可能となりますが、13:30以降になると翌営業日の15:00以降から利用が可能になります。
配当や優待を確実に貰いたいあなたは全ての持株の権利確定日と被らない月初に貸株を始めることをおすすめします。
貸株サービスへの申し込みが完了するとメッセージボックスに以下のようなメッセージが届きます。
私の場合は申し込みの翌営業日17:30頃に届いていました。
このメッセージが届いたらいよいよ貸株サービスの利用開始です。
ただ、実際はここからが一番重要です。
以降は(私が過去につなぎ売りをしていた関係で)信用取引口座を開いている場合の話となります。
あなたが信用取引口座を未開設の場合はこの限りではありませんから注意してください。
注意!SBI証券で貸株サービスを申し込むと勝手に担保貸株になる!
私はこの点が一番分かり難い部分でした(後から見直すと申し込み時にしっかりと記載があるのですけどね)。
信用取引口座を開いている場合、自動的に全ての銘柄が担保貸株に設定されます。
つまり、勝手に担保貸株サービスを利用している状態となるのです。
(最初、申し込み場所を間違えたかと思ったのですが、自動的に貸株サービスと担保貸株サービスの両方を申し込みしたことになるようです。)
参考リンク:担保貸株サービスとは
担保貸株サービスは「信用余力として活用しながら貸株金利が受け取れる」とあり、一見すると問題ないように思います。
しかし、実は貸株金利を得られないことの方が多いのです。
他にも担保貸株サービスでは、株主権利自動取得サービスで一度返却されるとそのままとなり、再貸出されない等いろいろデメリットがあります。
あなたが意図して(動作やデメリットも理解した上で)担保貸株サービスを利用している場合はよいと思いますが、単に貸株サービスを利用して貸株金利を受け取りたい場合は、手動で担保貸株から貸株へ変更する必要があります。
SBI証券における貸株のやり方!初めにやることは担保貸株からの除外!
SBI証券で貸株サービスの申し込みをした後、貸株をするにはまず以下の2ステップが必要になります。
- 担保貸株から除外
- 貸株に設定
なお、貸株に関する設定はリアルタイムでは設定変更が反映されません。
例えば、営業日の13:30頃までに設定すると2営業日後から貸出されます。
また、設定変更は基本的には翌営業日の16:00頃までに反映されます。
そのため全ての設定を完了するのに2~3営業日程度掛かることもあります。
余裕を持って作業してくださいね。
それと貸株の設定は「口座管理」-「口座(円建)」ー「貸株」タブから行います。
以降では特に明記しませんから適時補完して読み替えてくださいね。
ステップ1:担保貸株から除外
まずは「貸株残高」で自分の銘柄の状態を確認しましょう。
以下のように貸株種別が「担保貸株」となっていると担保貸株サービスを利用中となります。
この場合、金利種別は「担保」が適用されます。
数字が入っていない場合は貸株金利はゼロです。
要するに貸株金利が受け取れない状態ということです。
せっかく貸株サービスを始めたのに貸株金利を得られないのでは意味がありません。
早速、貸株種別を「貸株」にしたいところですが、まずは担保貸株を止めるという手続きが必要になります。
これは画面上部の「担保貸株設定・優先コース変更」の「銘柄別設定変更」から行います。
「担保貸株を利用しない」にチェックを入れて「変更確認」をクリックします。
設定反映は翌営業日の16:00以降になりますからまとめて変更することをおすすめします。
ステップ2:貸株に設定
次にようやく貸株に設定できます。
流れとしては一旦全ての株数を貸株に変更、その後で必要に応じて一部株数だけ代用有価証券に戻す(貸株を止める)という流れになります。
ここでも1つの処理毎に翌営業日の16:00頃まで待つ必要があります。
とにかく貸株の設定変更には時間が掛かります。
貸株に設定すると代用有価証券から除外されます(信用取引可能額が減ります)から信用取引をしている場合は注意してくださいね。
「貸株振替」ー「貸株へ振替」をチェックします。
貸株へ変更する銘柄をチェックして、変更を確定します。
この時、一旦すべての株数を貸株にする必要があります(正確にはそれしか出来ない)。
ここで設定が反映されるまで(翌営業日の16:00以降まで)待ちます。
以下の通り、貸株種別が「貸株」になっていることを確認します。
基本的には以上で終了です。
2~3営業日以降に貸株金利が受け取れているか「貸株入金明細」から確認しておきましょう。
検索条件では「貸株金利 入金内訳」を選びます。
以下の例では特別金利があった銘柄もありますが、基本は貸株種別は「貸株」になります。
SBI証券の貸株で長期保有特典を確実に受け取る方法!?
貸株をするデメリットとして長期保有特典を確実に受け取れないかもしれないというものがありますね。
1単元しか保有していない場合は貸株するかしないかの選択しかありませんが、2単元以上保有している場合は選択肢が増える場合があります。
長期保有特典の必要条件を満たすように例えば100株だけ貸株から除外しておけば、無駄なく貸株金利も長期保有特典もゲットできますよ。
一部だけ貸株を止めたい場合は、「貸株振替」ー「信用代用へ振替」をチェックし、「振替株数」に貸株から除外したい株数を入力して、設定変更を確定しましょう。
株数は単元単位でのみ入力可能です。
ここで設定が反映されるまで(翌営業日の16:00以降まで)待ちます。
念のためですが、貸株から除外する必要がある株数は銘柄毎に異なりますから注意してくださいね。
参考:貸出/返却処理対象銘柄(自動)の為、登録できません。(WECES01380)が出る!
設定を変更しようとしたところ、「貸出/返却処理対象銘柄(自動)の為、登録できません。(WECES01380)」と表示されてしまいました。
これはその対象銘柄の権利確定日が近いためでした。
権利確定日を過ぎた後に再度設定変更したところ無事に変更が完了しました。
これまで紹介した通り、貸株の設定変更にはとにかく時間が掛かりますから権利確定日が近い時には実施しないことをおすすめします。
基本的には一度貸株の設定をしてしまえばあとは放置できます。
ただ新規に株を購入したり、急に配当や優待を始めたり、優待の条件が変わったり、株式分割・統合したりした時は貸株の設定も見直す必要があるかもしれません。
この手間が少し増える点もデメリットかもしれません。
特に新規銘柄をあまり購入しない人は慣れる(自分は貸株をしているという認識が定着する)まで設定確認するのを忘れがちだと思いますから気を付けてくださいね(忘れたことがある人より)。
当ブログに記載した内容は、あくまで私シーナの個人的な見解です。掲載している情報については、細心の注意を払って正確なものを掲載するように心掛けていますが、これらの情報の正確性、完全性を保証するものではありません。当ブログの情報を利用されたことで直接・間接的に生じた如何なる損害に関し一切責任を負うものではありません。くれぐれも自己責任でお願いいたします。
終わりに
SBI証券における貸株のやり方が気になるあなたの参考になれば幸いです。
それでは、また。
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