こんにちは。シーナと申します。
糖質制限をすると食費は増えるのでしょうか。
漠然と食費は増えたのだろうなと思っていましたが、実際は1ヶ月や1年単位ではどれくらい変化があるのか。
今回は2017年4月16日から2018年3月ぐらいまでスーパー糖質制限をして、約10ヶ月で20kg体重を落とした私の食費が、実施する前の1年間(2016年4月から2017年3月)と比較して、どのくらい変わったのか家計簿アプリの記録を基に纏めましたのでご紹介します。
糖質制限をすると食費がどう変化するのか気になるあなたの参考になれば幸いです。
- 基本属性データ
- 糖質制限をするとお金がかかる?食費は1ヶ月や1年でいくら増えるか
- 糖質制限実施前後の食費データの分析
- 糖質制限の羅針盤!栄養成分表示について
- 栄養成分表示の調査コストは?
- 栄養成分表示は義務?
- 糖質制限中のおすすめ自炊料理
- 補足
- 終わりに
- 関連記事です。
基本属性データ
東京都在住、独身一人暮らしの40代男性。
1日2食で自炊はほぼしませんが、趣味としての料理は好きです。
平日は都内の会社で勤務しており、基本的にはデスクワークです。
朝食兼昼食は会社近くのコンビニかお店で食べています。
夕食はスーパーで惣菜を買うか外食です。
糖質制限をするとお金がかかる?食費は1ヶ月や1年でいくら増えるか
グラフにしました。ご覧ください。
縦軸が金額(円)、青が糖質制限前、赤が糖質制限中です。
平均すると
2016年度は40,116円/月、
2017年度は46,110円/月、
でした。
1月当たり6,000円増えたということですね。
1日当たり200円増えたということになります。
いかがでしょうか。
思っていたほど差がなかったというのが、私の所感です。
糖質制限実施前後の食費データの分析
糖質制限をする場合、当たり前ですが糖質量(炭水化物量)を気にすることになります。
そのため、どうしても糖質量がはっきりと分からないものは敬遠しがちになります。
そうすると自然と栄養成分(カロリー、糖質、脂質等)が表示されている大手のスーパーやコンビニの利用が増えてしまいます。
しかも、ごはん、パン、麺といった腹持ちのよい主食を摂りませんので、おかずの品数も増えます。
(おかずだけだと、その場ではお腹一杯になるのですが、すぐにお腹が空いてしまいます。
本当に主食は腹持ちがよいのだなと実感しています。)
また、外食も大手チェーン店の利用が多くなります。
これらは仕方ありません。
しかし、代わりにいわゆる名店や個人経営のような、栄養成分表示なんてしてくれない、味や人情で勝負するお店での外食は、ほとんどしなくなりました。
(私はそこでしか食べられないお店が好きでよく行っていました。)
結果として外食は減りました。
そのあたりの差し引きで、6,000円程度の増加で済んだのだと思います。
4月、5月はほとんど増えていません。
これは糖質制限開始直後で何を食べたらよいのか分からなかったので自炊(ミネストローネやコンソメスープをよく作っていました)していたためと思います。
始めたばかりでやる気もありましたしね。
7~9月に急に増えています。
これは夏場になり料理が痛みそうなため自炊を止めたことと、気分転換に外食したいと思った時期で、ステーキや焼肉などを食べに行っていたためと思います。
お肉は本当においしいですし、何より低糖質です。サーロインやTボーンステーキを300gも食べれば、お肉だけでもお腹一杯になります。
糖質制限中の外食にはおすすめですが、財布に厳しいことだけが欠点です。
10月以降は糖質制限にも慣れてきて、落ち着いたと思います。
以下の記事に具体的にどのような食事をしていたか纏めています。
私はこれで痩せました。
糖質制限の羅針盤!栄養成分表示について
糖質制限やダイエットをしていると非常に重要なものですね。
栄養成分表示の有無によって、購入有無も大きく変わります。
昔から栄養成分表示は確認していましたが、以前はなんとなく「脂肪」のイメージがある「脂質」を見ていました。
しかし「脂質」を気にしても体重には何の効果もありません。
ちなみに糖質制限では「炭水化物」や「糖質」だけを気にしましょう。
糖質制限中は「カロリー」や「脂質」はむしろ高いほうがよいです。
「糖質」の代わりのエネルギーを「脂質」で補うためです。
詳細は以下の記事で紹介しています。
栄養成分表示の調査コストは?
さて、そんな重要な栄養成分表示ですが、表示があったりなかったりします。
調べるのに、どれくらいコストが掛かるのでしょうか。
「一般財団法人日本食品分析センター」のサイトに測定方法や料金が書いてありました。
自社で測定している企業も多いと思いますが、目安にはなりそうです。
よく見かける「熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量(ナトリウム) 」で20,000円(税抜)から。
これに「糖質、食物繊維」を追加すると43,000円(税抜)からのようです。
いかがでしょうか。
"から"ということですが、企業から見たら意外と安いのではないでしょうか。
商品販売数が多い企業ならすべての商品に記載して欲しいですね。
栄養成分表示は義務?
コストの問題で表記の有無が変わるのだろうなと考えて今回調べたのですが、どうやら一般加工食品の場合は、基本的(例外はあります)に表示が義務のようです。
栄養成分表示(栄養成分表示の概要)|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局
上記より引用します。
食品表示法施行前は任意であった栄養成分表示は、食品表示法の施行とともに、原則として全ての予め包装された一般消費者向け加工食品及び添加物において表示が義務付けられました。
また、同法施行前に鶏卵以外は表示対象外であった生鮮食品についても、任意表示の対象となりました。
食品表示基準では、栄養成分及び熱量を義務表示対象成分、推奨表示対象成分、任意表示対象成分として定めています。これらの栄養成分及び熱量は、国民の栄養摂取の状況からみて、その欠乏又は過剰な摂取が国民の健康の保持増進に影響を与えているものとして、厚生労働省令により定められたものです。
なお、栄養成分及び熱量の補給ができる旨、適切な摂取ができる旨、ナトリウム塩及び糖類を添加していない旨等の栄養強調表示をする場合等には、一定の基準を満たすことを義務付けています。
出典:栄養成分表示(栄養成分表示の概要)|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局
食品表示法は、「食品衛生法」「JAS法」「健康増進法」の3つの法律を纏めて、よりシンプルな制度に移行するために施行された法律で、2015年4月1日から施行されています。
その割に表記されていないものがあるよねと思いましたが、この新法に基づく表示への完全移行までに猶予期間があり、2020年3月31日(生鮮食品は2016年9月30日)まではOKのようです。
管轄している消費者庁のPDFが分かりやすいと思います。
新しい食品表示制度<リーフレット>(平成27年3月作成)
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin1441.pdf
糖質制限をしていると栄養成分表示がないと、購入の選択肢に入りにくくなります。
主食やおかずはそれでも生きるために購入しますが、お菓子などの場合は、まず選択肢に入りません。
結局、購入しないかもしれませんが、少なくとも栄養成分表示があれば検討はします。
検討すらされない商品との差は大きいと思います。
特に市販の和菓子の場合、まず栄養成分の表記を見かけません。
和菓子は好きなのですが、糖質制限をしてからは、まったく食べなくなりました。
大変だとは思いますが、表示して貰えると助かります。
===後日追記ここから===
和菓子も栄養成分表示がされるようになりましたね。
スーパーやコンビニでよく見かける月餅です。
身近な月餅と言えば、中村屋と
ヤマザキですね。
===後日追記ここまで===
海外の食品にも栄養成分表示はあります。
以下の記事で読み方を紹介しています。
糖質制限中のおすすめ自炊料理
食費を抑えるならやはり自炊です。
しかし、そもそも糖質制限を始めた直後は、本当に何を食べればお腹一杯になるのか分かりません。食費を気にする余裕なんてありませんでした。
そんな時、私が良く作っていたのが、具沢山ミネストローネ(風スープ)です。(結果を見ると食費も抑えられていたようです。)
作り方も簡単で時間も掛かりません。
当然、低糖質です。
休日に作り置きしておけば、平日は持ちます(夏場は厳しいです)。
鍋ごと冷蔵庫に入れれば大丈夫ですけどね。
レシピは専門サイトで確認していただくとして、糖質制限のための重要なポイントだけお伝えします。
ジャガイモは糖質が多いですので、入れるのはやめましょう。
イモ系全般やカボチャも糖質が多いです。
ミネストローネは基本的に、きざみにんにく(このような商品)をたっぷり(鍋の底面を覆うくらい)のオリーブオイルで炒めて、スーパーやカルディ等で100円ぐらいで売っている角切りのトマト缶(このような商品)とコンソメキューブを入れて灰汁をしっかりとれば、後は具に何を入れても、失敗することはまずありません。
(灰汁って、無心で取り続けられますね。)
要はトマト缶を入れておけば、それっぽくなります。
大抵のトマト缶の糖質は100g当たり5.3gぐらいです。
このトマト缶は400gですので糖質量は21.2gです。
1食当たりに換算すると5gもありません。
適当な野菜(スーパーでよく売っている野菜炒め用やラーメン用のものでOK)を大量に(ほとんど具じゃない?と思うぐらい)入れて、さらに「ぶなしめじ」や「ソーセージ」、「ベーコン」、「蒸し大豆」等を入れれば、ボリューム満点で食べ応えもあります。
おすすめです。
なお、緑のピーマンだけは冷蔵庫にあっても入れないほうがよいです。
彩りによかれと思って1個入れたのですが、意外と匂いがきついらしく、味がピーマンになってしまいました。
補足
交際費(付き合いでの食事)や嗜好品(お菓子)は別に集計しています。
そのため厳密な意味での食べ物に掛けた費用ではありません。
それでも自炊をしない一人暮らしの男性の食費としては少ないほうだと思います。
(そうでもないでしょうか?みなさん実際にどれぐらい使っているのでしょうか。)
2016年当時、食費が掛かりすぎていると考えた私は、1週間を1万円で生活してみようと思って実践していました。
そのため家計簿アプリのデータがあったのです。
自然と余計な買い物が減って痩せるのでは?と結構期待していたのですが。
まったく体重は変わりませんでした。
糖質制限を始めてからは、そのような節制も自然と気にしなくなりました。
それよりも食べられるものを探すほうが大事でしたから。
食費を抑えようと思えば、おそらくできます。
ただ体重を落とすための自己投資と割りきってしまうことも必要です。
食費を気にしすぎると糖質制限を続けるのがつらくなってしまいかねません。
終わりに
最近はまた食費が増えてきました。
スタンダード糖質制限で食べられるものも増えて、調子に乗っていろいろ手を出しているためかもしれません。
そろそろ食費にも気を使いたいですが、高くておいしいものも食べたい。
ままならないですね。
=====2018年10月8日追記ここから=====
こんな私でしたが、体重維持を目的にスタンダード糖質制限に移行した現在は、なんと弁当男子になっています。
当時は全く想像もしていませんでした。
お昼に温かいごはんがあるだけで、おかずの商品選択の幅が広がります。
結果、節約にもなります。
料理をしない独身男が弁当を作って食費が浮くなんて、都市伝説だと思っていました。
=====2018年10月8日追記ここまで=====
それでは、また。
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