インサイド シーナ

日々の備忘録(40代男性の場合)

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e-Tax ID パスワード方式取得のため税務署へ!(メッセージボックス閲覧問題も確認しています)

e-TaxのIDパスワード方式

こんにちは。シーナと申します。

2018年12月のある日、仕事から帰るとポストに税務署からの封筒が入っていました。

こんなことは初めてです。

疚しいことはないはずですが、なぜかドキドキしながら中身を確認するとe-Tax利用の簡便化についてのお知らせでした。

なんだよ!

別にビビってないし。

と誰に言い訳しているのか分からないことを思いつつ、読んでみると2019年1月からマイナンバーカードとICカードリーダーを使わずに、IDとパスワードでe-Taxが利用できるようになるとのこと。

これまで税務署に行って手渡ししていた私にはジャストフィットしそうということで早速、税務署に利用登録に行ってきました。

その際に利用上の注意事項(メッセージボックス閲覧)などを税務署の方に改めて確認しています。

e-Tax の ID パスワード方式による利用を検討しているあなたの参考になれば幸いです。

※2019年2月に実際に e-Tax で ID パスワード方式を使用して確定申告を実施しました。

最後に追記しています。

e-Tax 利用の簡便化施策とは

※税務署からのお知らせより引用。

e-Tax 利用の簡便化施策

国税庁が電子政府実現に向けた取り組みとして、2019年1月に向けてe-Taxシステムの改修をしています。

その取り組みの一つとして、ID(利用者識別番号)とパスワードのみでe-Taxシステムを利用して確定申告を行えるようにするというものがあります。

2019年1月からの利用が可能(の予定※)です。

※実際はどうなるか分かりませんからね。ちゃんと可能でした(^^

つまり、今年2018年分の確定申告から利用することが出来ます。

私は普通の会社員ですが、元々諸事情で確定申告はしていました。

毎年有休を使ったり、休日受付の日に税務署に持参して提出していました。

それはそれで提出後においしいものを食べたりして気持ちの区切りとしてはよかったのですが、e-Taxにも興味はありました。

ただ、年1回数分しか使用しないICカードリーダーを所有するのが、どうしても面倒に感じてしまいe-Taxを利用していませんでした。

ICカードリーダーの価格は3,000円ぐらいですので、その点は特によいのです。

単純に邪魔に感じると思うのですよね。

それにめったに使用しませんので、数年後には必要な時に動かなくなりそうですし。

それが不要になるということで、早速税務署に利用登録に行ってきました。

なお、すでに2018年1月から(確定申告時にも)登録は出来るようになっていたようです。

私は今年は休日受付用の出張所で提出したため今回通知が来るまで知りませんでした。

既に「ID・パスワード方式の届出完了通知」を受け取っている人は利用できるようです。

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e-Tax の ID パスワード方式を利用するメリットとは

※税務署からのお知らせより引用。

ID・パスワード方式による e-Tax 利用のメリット

マイナンバーカードとICカードリーダーが不要になる

ということが唯一最大のメリットです。

e-Tax自体の利用メリットには、

自宅に居ながら期間中24時間いつでも確定申告が可能

書類の印刷が不要

源泉徴収票や医療費の領収書などの添付書類が不要

(申告から5年間は保管しておく必要があります。)

還付が早い

という点があります。

e-Tax ID パスワード方式利用時の注意点

※税務署からのお知らせより引用。

ID・パスワード方式による e-Tax 利用の簡便化の注意点

「確定申告書等作成コーナー」からのみ利用可能

国税庁のサイト「確定申告書等作成コーナー」からe-Taxを行う場合のみに利用出来ます。

他のサービスを使用して確定申告書を作成した場合は利用できません。

e-Taxに対応しているサービスの利用が必要です。

e-Tax で提出(申告)後に確認が出来ない

e-Taxにはメッセージボックスというものがあり、受信通知(e-Taxでの申請履歴)や税務署からのお知らせが届きます。

そのメッセージを確認することが出来ません。

確認するには、マイナンバーカードとICカードリーダーが必要になります。

最初にこの注意点を読んだときは、結局ICカードリーダーが必要になるのかと、

急速に興味が無くなりました。

しかし、本当にマイナンバーカードとICカードリーダーが必要になるのであれば全く意味がない施策ということになり、さすがにそんなことはしないだろうということで、

税務署に電話して聞いてみました。

話を聞いてみるとe-Taxで確定申告を提出した後、提出後の(ちゃんと提出したという)確認が自分では出来ないという以外には特にデメリットはないということでした。

提出した確定申告の書類に何か問題があれば、税務署に直接提出していた時と同様に電話か文章(紙ベース)で通知するということです。

きちんと提出した確認が出来ないという点についても、当然ですが、税務署側はあなたのe-Taxの中身を見れるため、提出したデータを自分で保存しておくことと、不安であれば、提出時の操作履歴を画像データ等でキャプチャしておけば、後で提出したしていないということになっても問題はないそうです。

後から何か言われてもちゃんと証拠と共に説明できればよいということですね。

手渡しした時も単に受け取ったという判子が押されるだけで、中身の詳細な確認はしていませんからね。

単純に提出の仕方が変わるだけ

という理解でよいようです。

国税庁の「e-Tax利用の簡便化についてよくある質問」にもFAQがありました。

www.e-tax.nta.go.jp

リンク先が変わる可能性があるため以下、上記サイトより引用します。

また、e-Taxで申告書等を送信した際、正常に受付処理されない場合などのエラーメッセージについては、利用される方がこれを確認できないと申告書等が正常に受付処理されたかどうか認識できない上、その原因の解消を図ることもできないまま、不提出の不利益を被ることになるため、「受付結果」欄の「エラー情報あり」については、電子証明書がなくても確認できます。

出典:メッセージボックスの閲覧について、原則として電子証明書が必要とされていますが例外はありますか。

マイナンバーカードなどの電子証明書をお持ちでない方でも電子納税を行うことができるようメッセージボックスの修正を進めております。

出典:ID・パスワード方式を利用している場合、マイナンバーカードを持っていなくてもメッセージボックスから納税できますか。

なお、会社を経営しているような事業者(白色、青色も含む)の場合は、消費税関係の通知がメッセージボックスに届くということでした。

そういった人はマイナンバーカードとICカードリーダーを用意して、本来の正式な方式で、e-Taxを利用したほうがよいですね。

暫定対応である

今後、e-Tax で ID パスワード方式を恒久的に利用できるわけではありません。

あくまでマイナンバーカードの普及が進むまでの暫定対応です。

継続するかどうかは、3年毎に見直しが行われます。

3年ですので、少なくとも2020年分までの確定申告には利用できるということです。

まあ、どうせ延長されるでしょう。

マイナンバーカードの普及率は?

公開されている情報によると、2018年7月1日現在の普及率は11.7%です。

2017年8月末時点の普及率は9.6%でした。

1年で約2%増えています。

3年後に急激に増えるとは思えませんね。

ちなみに年齢別で見ると意外なことに60代以上の方が普及率が高い(といっても20%ぐらいです)ようです。

現役世代への普及には時間が掛かりそうですね。

よほど抜本的な対策が打たれなければ、当分普及はしないように思います。

実際問題、通知カードで十分ですし、特に利用する機会が無いですからね。

(後日追記:マイナポイントでどれぐらい増えるのかですね。毎月、5000ポイント還元なら考えるのですが。)

税務署に利用登録に行く際の持ち物と発行に掛かる時間

※税務署からのお知らせより引用。

e-TaxのIDパスワード登録時の持ち物と所要時間

どこの税務署でも登録は行えます。

いつも確定申告をしている管轄の税務署である必要はありません。

お近くの税務署は国税庁のサイトから確認出来ます。

国税局・税務署を調べる|国税庁

私が登録したときの所用発行時間は10分ぐらいでした。

確定申告時期でなければ通常税務署は空いています。

職場などの近くに税務署があれば休憩中にさっと行くことが出来ます。

事前予約は不要ですので、ふらりと行けます。

さて、必須な持ち物は以下の1点だけです。

★顔写真付きの本人確認書類(運転免許証など)

公的医療保険の被保険者証も利用できるとありますが、電話で聞いたときは顔写真付きの身分証明書が必要と言われました。

運転免許証が用意できない場合は、電話で訪問先の税務署に確認することをおすすめします。

(税務署ごとに見解が違うことが多々あります。)

後は、持ち物ではありませんが、事前に決めておいた方がよいものに以下があります。

◎今後e-Taxを利用する際のパスワード

ID(利用者識別番号)は自動的に決まりますが、パスワードは自分で決めます。

パスワードは、小文字の英数字で8桁以上になります。

なお、最終的な確認の時に税務署の担当者にがっつり見られます。

いつも利用するようなものや変なもの、見られて困るようなものにはしないほうがよいです。

◎秘密の質問と答え

これはパスワードを忘れた時に利用します。

登録は必須ではありませんが、登録しておかないとパスワードを忘れた時にパスワードの再発行が非常に面倒になります(変更等届出書を提出する必要があります)。

両親の旧姓とか卒業した小学校とか、何種類からか質問は選べます。

こちらも税務署の担当者にがっつり見られます。

無難な見られて困らない答えを考えておきましょう。

もちろん何も言われませんが、気まずい思いをすることになりますよ。

ええ。

IDとパスワード自体は後述しているような紙で貰えますが、秘密の質問と答えは貰える紙には書いてありませんので、自分で覚えておく必要があります。

パスワードを忘れる私のような人は、すぐにメモしておいた方がよいです。

e-Tax ID パスワード方式の税務署での利用登録作業の流れ

私の場合は、以下の流れで進みました。

ステップ1:受付

まず、総合受付で

e-TaxのID、パスワード登録をお願いします。

と言えば通じます。

ステップ2:申請用紙に記入

すると申請用紙を渡されます。

その場で住所、氏名等を記入します。

後は担当者が来るまで適当に座って待ちます。

担当者が空いていればすぐに登録作業に移ります。

ステップ3:パソコンで登録作業

担当者が来ると税務署のその辺に置いてあるパソコンで登録作業を行います。

登録作業自体は自分でキーボードを叩いて行います。

想像では私はパスワードだけ打てばよいのかと考えていましたが、そういうことではありませんでした。

税務署の職員による本人確認が必要なため税務署で行う必要があるというだけで、それが不要なら自宅でも出来る作業でした。

入力する情報は、住所、氏名、職業、パスワード、秘密の質問と答え、メールアドレス等になります。

このタイミングで本人確認書類を担当者に渡して、担当者による対面確認が行われます。

登録ボタンを押した段階で登録したメールアドレスに秘密の質問と答えの登録完了メールが届きます。

(このメールにも質問や答えは書かれていません。)

ステップ4:「利用者識別番号等の通知」の受領

最後にIDとパスワードが印刷された以下のような紙を3枚ぐらい渡されて完了です。

その場ですぐに印刷されます。

e-TaxのIDパスワード方式重要書類

前述したような疑問点も念のため再度確認していましたが、それでもトータルで約10分ぐらいで終わりました。

なお、対面による本人確認は、特に顔を確認するようなものではないようです。

キャップにマスクをしたままでしたが取ってほしいと言われることもなく、改めて対面確認をされたという認識もないまま進みました。

終わってみるとこれだけなんだという感じで、非常にあっさりと終了しました。

唯一、困った点は、本当に税務署に着いてからすぐに登録作業に進みますので、くそ寒いもとい大変寒いなか税務署に行ったため、手がかじかんでしまい、キーボードが叩きにくかったことぐらいです。

横でじっと待たれるため、変なプレッシャーを勝手に感じてしまいました。

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補足:e-Tax利用の簡便化にはもう一つある

マイナンバーカード方式

もう一つ。マイナンバーカード方式というものがあります。

こちらは、マイナンバーカードとカードリーダーを利用して確定申告をするというものです。

それの何が簡便化なのか?

e-Taxを利用したことが無い人にはちょっと分かりにくいですよね。

私も最初は何が簡便化されるのか、よく分かりませんでした。

これまではe-Taxを(カードリーダーを使って)利用しようとしてもまずは税務署にe-Taxの利用開始届出書を提出し、e-TaxのID・パスワードを受領する必要がありました。

これが2019年1月以降は、マイナンバーカード方式を利用する場合は、届出書の提出やID・パスワードの受領が必要なくなるというものです。

つまり、こちらの方式では税務署に行かなくてもよいということです。

私が利用する予定のID・パスワード方式とは全く逆ですね。

これからe-Taxを始めようとしていて、すでに(そういう人は極少数の気がしますが)カードリーダーとマイナンバーカードを持っている、もしくは用意出来る人はこちらの方がよいでしょうね。

追記:e-Tax ID パスワード方式で確定申告をしてみました

2019年2月、実際に e-Tax の ID パスワード方式で確定申告をしてみました。

はじめは、やり方が分からず少し戸惑う箇所がありましたが、無事に確定申告が出来ました。

操作画面が多いため別記事にしています。

併せてどうぞ。

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終わりに

あなたの参考になれば幸いです。

 

それでは、また。

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